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白髪染めトリートメント

カラートリートメント、ちょっとした使い方のコツ

自宅でセルフケア

カラートリートメントの使い方、そのコツとは…

お手軽だからこそ、丁寧に使いたいカラートリートメント

従来の染毛剤は髪の表面に化学変化を起こし色素を沈着させるので、セルフケアでは、手早く塗布しないと、放置時間にばらつきが出て、染まり具合にムラがでることがあります。
カラートリートメントは、洗髪後の髪に普通のケアと同様に塗布して放置、すすぐだけ。
化学変化ではなく、表面に繰り返し重ねるように色素を定着させるだけなので、ダメージもありません。

ちょっとしたコツが分かれば、無駄なく、きれいな髪色が作れますよ。

カラートリートメント、上手に使えていますか?

使用時は手袋をつかいましょう

製品には素手でもできると書いてある場合もありますが、けっこう落ちにくいです。

カラートリートメントは、髪に色素を残すものです。
頭皮や手指には残りにくいものですが、てのひら、特に手指の爪やその甘皮などが一時的に黒くなることがあります。

石鹸で洗えばほとんど落ちますが、塗布して髪によくなじませるのに丁寧にもみ込んだりする手間を考えると、使い捨ての手袋を利用するのをお勧めします。
額の生え際や耳の前、鬢のあたりの根本など、丁寧に塗布するのには指先の感覚がとても大切です。

繊細な作業をするときには指先にフィットしやすいニトリルゴムの手袋が使いやすいです。
また、ブランドによっては塗布用の刷毛がついたブラシなども販売していますので、そうしたグッズを活用するのも良いですね。
慣れてくると、カラートリートメントを少しずつ手に取って髪に揉み込むことで無駄にたっぷり使わなくても、全体に均一に塗布できるようになってきます。

ラップとキッチンペーパーで裏技!

この上からラップをします。

カラートリートメントを塗布して放置する際に、髪全体にラップを巻いて浸透させる人もいます。使い捨てのシャワーキャップも便利ですね。
これは美容院での施術でもよく用いられる方法ですが、さらに染まりにくい部分にひと手間を加えましょう。

カラートリートメントは、根本の生え際がもっとも色が薄いのです。ことに頭のてっぺんのつむじ、分け目の部分が目立ちます。 さらに、プロの美容師さんでも『染まりにくい』というのが鬢(耳の前)の髪です。
ケミカルの染毛剤でもカラートリートメントでも、なかなか思うように色が入らない部分なのだそうです。

美容師さんが教えてくれたのが、こうした染まりにくい部分にカラートリートメントを丁寧に塗布したうえに、名刺大に切ったキッチンペーパー(もしくはティッシュなど)をぴったり覆うように貼り付け、パックするようにラップで蓋をする、という方法です。
ただ塗布するだけでなく、その髪を包み込むようにトリートメントを含んだペーパーでよりしっかり浸透させるのです。

『今日は少し(時間と気持ちに)余裕があるかな』という時にこのケアをするだけで、仕上がりと印象が変わってきますよ。

全体を濃く染めたいときには…

髪色を濃い目に染めたい=放置時間を長めにするためには、髪を洗ってしっかりタオルドライをしたら、たっぷり全体にカラートリートメントを塗布し、前述のようにペーパータオルで生え際をカバーし、ラップやビニールキャップでくるんで30~60分程度放置してすすぐだけですが、多忙な人にはなかなかその時間がとれません。

私は平日の昼間に一人の時間が出来ると先に入浴してケアし、頭にラップを撒いた状態で服を着て夕食の支度をしたり掃除機をかけたり…そんな作業が一段落したら、髪をシャワーですすぎます。

思い立ったら、夜中にやるときもありますよ。
この方法だと、全体的にカラートリートメントをしっかりもみ込んで浸透させられるので、均一に美しく仕上げることができます。
家人にも見られたくないので、一人になれる時を選んで行っています。

使用後のポイント二つ!

見落としがちなことですが、カラートリートメントを長く使い続けるなら、使用後のケアも大切です。

ひとつは、ケアの後に使うタオル

カラートリートメントは、どうしてもすすいだ水に色が出ます。
髪を拭く吸水性の良いタオルは淡いパステルカラーが多くて、それを使い続けていると、タオルにだんだんトリートメントの色が定着してしまい、くすんでしまいます。
よって、日常的にカラートリートメントを使うのであれば、専用のタオルを用意することをおすすめします。
私はダークブラウンとグレーの大判のスポーツタオルを使って髪を拭いています。
洗髪後のタオルドライも含めると、一回に二枚用意してあれば安心ですね。

もうひとつは、カラートリートメントを使ったあとの浴室の床の手入れです。
排水口周りや、洗い場の床の隅に泡や色が残ることがありますので、カラートリートメントのケアの後、浴室を出る前に周囲をチェックして水圧高めのシャワーで流したり、軽くスポンジで擦ってお掃除しておきましょう。
使用直後なら、汚れもそれだけでスッキリ落とせます。
排水口にも汚れが残りがちになりますので、発泡性のパイプ洗浄剤などを時々使用しておけばさらに安心ですね。

小さなことですが、ずっと続けることになるだろう髪のケアと同様、大切なことだと考えます。

カラーリングした髪をきれいに保つためには

客観的な目で髪を監察してみましょう

他人は後ろや横からもみます。

美容院でのカラーリングは、美容師さんが前からも後ろからも見て、その染まり具合をチェックしてくれますね。 しかし、セルフケアでカラートリートメントとなると、その手間を自分で補わなければなりません。
つむじや髪の分け目、後ろ側のかき分けた内側の髪が染まっていない人もお見掛けすることがあります。

時々、浴室に手鏡などを持ち込んで合わせ鏡でちゃんと内側まで塗布できているかを確認してみましょう。 ことにショートヘアやボブで伸びかけた襟足の髪色まで気持ちが行き届いていない人がいます。

そんな人を見かけたら、自分は大丈夫かな?と洗面台の前でチェックしてみましょう。
スマホで後ろ姿、襟足や上からみた髪を写真に撮ってもらうのも良いですね。
地の髪色と、トリートメントで染まった色とのバランスなども解りますし、そこから先のケアの重点ポイントもよく見えてきますよ。

ヘアカラートリートメントを使うためにあると便利なもの

  • ビニール手袋(使い捨てのニトリル手袋はおすすめ)
  • キッチンペーパーかティッシュペーパー
  • ラップ
  • ヘアカラートリートメント専用にしてもいいタオル2~3枚(濃い色がおすすめ)
  • 手鏡