そもそもカラートリートメントとはどんなもの?
髪のダメージが少ないのが最大の魅力
名前の通りトリートメントしながら髪を染めることが出来るものになります。
トリートメントの粘度の強さによりカラーバターと呼ばれるものも近年増えてきましたが、カラートリートメントと同様の分類になります。
一般的なカラー剤成分の、脱染剤は含まれていないため黒髪には基本的に反応しません。
(ハイダメージ毛は少し色づく場合もあります)度重なるカラーリングやブリーチ等で明るくなった髪には綺麗に着色する効果があります。
また、白髪に対しても着色効果がある商品もございます。
脱染剤が含まれていない為、ダメージする事もなく、むしろなめらかな手触りで艶感を出す効果もあります。
発色するメカニズムは、ヘアマニキュアと同様になります。
染料の種類は、塩基性染料(アルカリ性染料)と呼ばれる成分を使用されていることが多いですが、天然成分のものからHC染料と呼ばれる化粧品登録された染料のものが配合されている商品があります。HC染料は分子が細かく髪に浸透しやすいので、綺麗に発色しやすく色持ちが良いので、長持ちさせたい方はこちらを配合されているものを選ぶと良いかもしれません。
メリット
- ダメージしない
- アレルギーなどで肌の弱い方でも使用できる
- 頭皮についても洗うと落ちる(ヘアマニキュアは落ちません)
デメリット
- ベースが明るくないと色が入りにくい
- 色落ちが早い
- 染め方にややコツが必要
カラートリートメントは上記の点がいえます。
こちらを踏まえたうえで綺麗に染まりやすいカラートリートメントのおススメ商品と、正しい使い方をご紹介いたします!
現役美容師がおすすめカラートリートメント
エンシェールズ クリップジョイント カラーバター
美容室でも使用されていることも多い人気のカラートリートメントです。HC染料が含まれている商品で、90%がトリートメント成分でできています。
かなりダメージが強い髪でもトリートメント成分のおかげで、ダメージ補修効果が高い為艶感を出してくれます。
こちらはカラーバターのタイプなので粘度も強くたれてこないので、部分的な塗布もしやすい商品です。
全体に染める場合は、粘度が強くなじみにくい為少し染めるのにコツがいるかもしれません。ピンク系はかなりの高発色になる為、心配な方は1度内側部分等でテストしてから使用するのもおススメです。
高発色すぎた場合はや馴染みにくい場合は、普段使用しているトリートメントやコンディショナーを混ぜて柔らかくして使用する事もおススメです。
NATURE&CO ボタニカルトリートメント(ネイチャーアンドコー)
トリートメントのような質感で馴染みよく使いやすい商品です。HC染料は配合されていない為ややナチュラルな仕上がりの印象ですが、何度か重ねて使用していくごとに発色ていきます。
極端に色味が変わるのが心配な方や美容室でカラーリングした色味のキープの為に使用したい方に合っていると思います。
またノンシリコン処方でありながら、ボタニカルオイルなども配合されている為ダメージ補修効果も感じられます。
普段のトリートメント感覚でナチュラルに色づくところがメリットの商品です。
anna donna エブリカラートリートメント(アンナドンナ)
カラートリートメントが流行する何年も前から発売されている人気の商品です。
こちらもHC染料は含まれていない一般的なカラートリートメントの成分ですが、ピンクや赤などの暖色系の発色は鮮やかで綺麗です。
使用感や50g500円と値段も手ごろで使いやすく、不動の人気を保っている商品です。
3CE トリートメントヘアティント(ツリーシイー)
大人気の韓国コスメブランドの3CEの商品になります。塩基性染料のカラートリートメントですが、ピンクなどの暖色系はもちろんですが、しっかりと明るくブリーチするとアッシュ系の色味も綺麗に入ります。
しかし時間の過ぎると暗くなりすぎる場合もある為注意が必要です。人気でAmazonも楽天も品切れです。
白髪染め効果があるヘアカラートリートメント
LPLPヘアカラートリートメント(ルプルプ)
白髪を染める効果のあるトリートメントは様々なメーカーから発売されています。
しかし、実際使用してみると綺麗に染まる商品は少ない中、おススメ出来る商品を厳選いたしました!
LPLPは塩基性染料のカラートリートメントになります。
植物由来の成分も配合されており手触りを良くしてくれる効果もございます。。
1回目でもある程度色づきますが3回ほど続けて使用することにより綺麗に発色しやすいです。数あるカラートリートメントのなかでも白髪に対する発色は良いと感じます。
利尻カラートリートメント
長年人気のある商品のカラートリートメントです。
利尻昆布の成分が髪にハリコシを与えてくれます。
ポリマー剤なども配合されていない為、お肌の弱い方でも安心して使用できる商品です。
カラートリートメントで白髪を染める注意点
今まで通常の白髪染めをしていた方、今後は通常の白髪染めをしたいとお考えの方。
カラートリートメントに含まれる染料と、白髪染めの成分が反応をして白髪が緑に着色する事がございます。
しばらく使用していないから大丈夫!と思っても髪に残留していると発色してしまう場合もあります。
もしカラートリートメントで白髪を染めたいとお考えの方は、白髪染めとの併用はお控えいただくことをおススメします。
カラートリートメントの綺麗に染まる使い方
- シャンプーをしてスタイリング剤などの汚れを落とし、しっかりとタイルドライする。
- 髪の長い方や毛量の多い方は、後頭部を2分割にブロッキングをして塗布していく。(手についたあと落ちにくい商品もあるので手袋をしておくのがベター)
- しっかりと揉みこみながら塗布していきます。絡まりやすい細い髪の方や、ダメージが激しい方は歯が荒い櫛などで梳かしながら塗布するとムラになりにくいです。
- 塗布し終わったら、乾燥しないようにラップをして放置。
- 5分~20分ほど置きます。置く時間は色味の入り具合をみながら調整していきます。寒色系の場合置きすぎると黒っぽく沈むことがあるので注意必要です。暖色系はしっかりおいても沈みにくい為、20分以上放置しても大丈夫です。
- 放置タイムが過ぎたら、しっかりとお湯ですすぎます。色のついたお湯が流れなくなるまで時間をかけてすすぎましょう。染まりすぎたな、、、と感じたら1度シャンプーをしてあげると少し色落ちしてくれます。
※乾いた髪に塗布するとしっかり染まると言われますが、ムラになりやすい為セルフカラーで行うのはおススメしません!
白髪染めの場合も同様に事前準備をして、根本からしっかりと塗布していくと良いでしょう。可能であれば刷毛を使用してしっかり根元にトリートメントを乗せていくと綺麗に染まります。
以上のポイントを踏まえてご自宅で実戦してみましょう。ダメージする事なく自宅でカラーチェンジできると気分転換にもなりとっても楽しいですよね!是非試してみてくださいね。