どう違うの?どのような用途に向いているのか
ヘアカラートリートメント
シャンプー後にコンディショナーやトリートメントと同じように使うことで自然と染まっていくヘアカラートリートメント。
美容院で使われているものと市販のヘアカラーとの違いなどをご紹介いたします。それぞれのメリットやデメリットなどを知ることで、自分に合った染め方に出会えるでしょう。
ヘアカラートリートメントはシャンプー後に使うトリートメントで、染料が配合されています。一定の時間を置くと、表面に薄く色が着きます。繰り返すことで白髪を自然に染めることができます。頭皮などへの負担がかかりにくい方法で、負担をかけずに、ゆっくりと自然に染めることができます。
化粧品に分類されるものが多く、脱色しないため毛髪にかかるダメージが少なくアレルギー性接触皮膚炎をおこしにくいとされています。化粧品とされているものは、セルフテストも不要のものが多いです。
ヘアカラー
ヘアカラーは毛髪内部からカラーリングします。毛髪の内部のメラニン色素の色を脱き、カラー剤で染める方法です。ヘアトリートメントよりも発色がよいです。しかし、薬剤でキューティクルを開くため毛髪に負担がかかりやすいでしょう。
医薬部外品に分けられ、酸化染料が使われているものが多くアレルギー性接触皮膚炎をおこしやすい物質とされています。一度アレルギーを起こすと、再発する可能性が高いため異常を感じた場合は適切な対応をしましょう。
カラートリートメント、ヘアカラーはどんな人に向いているの?
カラートリートメントをオススメしたい人
- 白髪を染めたい人
- 髪の毛が傷んでいる人
- 敏感肌やアレルギー体質の人
カラートリートメントは、基本的にどのような人にも合いますが、主に、白髪染めや髪の毛が傷んでいる人におすすめです。毛髪の乾燥や傷みが気になる人は次にカラーリングするまでカラートリートメントすれば、褪色などを傷めずに染められます。
白髪が伸びてきたときにもおすすめです。根元が気になるとににヘアトリートメントすれば自然に染まります。より地肌に負担をかけず、自宅で気軽に染めたい方にピッタリです。
ダメージがかかりにくいため敏感肌やアレルギー体質の人でも使える商品が多く、おすすめです。ヘアカラーでかぶれたりアレルギーを引き起こしてしまった人には、ヘアトリートメントの方が安心して使えるでしょう。
ヘアカラーをオススメしたい人
- 色持ちや発色の良さを求める人
- 流行のトレンドカラーが好きな人
ヘアカラーは、黒髪の人もきれいに染められるので発色の良さを求める人におすすめです。1度でしっかりと染まるので色もちも長く続きます。
色々なカラーを選べるので自分の肌色や髪質に合わせて染められ、イメージチェンジするにもピッタリですね。季節や流行を取り入れたり、微妙なカラーのニュアンスを楽しめるでしょう。
いち早くおしゃれを取り入れたい人や雰囲気を変えたい人にもおすすめです。明るい色も暗い色もきれいに染められます。
それぞれの白髪ケアの費用の違い
市販のヘアトリートメントとヘアカラー剤
市販のヘアトリートメント剤なら、900円前後~3,000円、色々な商品が売られています。自分の髪質に合ったものを選ぶと、より美しく染まるでしょう。
市販のヘアカラー剤は、600円前後~色々なカラーが売られています。酸化染毛剤が使われているものがほとんどなので、事前にセルフテスト(パッチテスト)を行いましょう。
美容院のヘアトリートメントとヘアカラー
美容院なら、ヘアトリートメントもヘアカラーも数千円かかります。細かい価格は美容院により様々ですので、自分に合ったお店で染めると良いでしょう。コミュニケーションをとっておくことも大切ですね。
人気のグラデーションヘアカラーは、11000円~13000円程度、メッシュカラーは、3000円~10000円くらいが相場となっています。
染めたことがある人でも初めて使う薬剤にかぶれることもあります。値段の安さだけで選ばす、使われている薬剤にも注意を払いましょう。初めて行く美容院でのカラーリングにも気を付けたいものです。
それぞれの白髪ケア・メリットやデメリットは?
ヘアカラーのメリットとデメリット
ヘアカラーのメリットとして、黒髪でも明るく染めることができるのが魅力です。色もちも良く、1ヶ月~2ヶ月くらいもちます。1度でしっかりと染まり、シャンプーしても色が落ちないのもメリットです。市販のヘアカラー剤ならお手頃価格で購入できます。
ヘアカラーのデメリットとして、ダメージが強いことです。毛髪がゴワついたりキシんだり、もっとダメージがすすめば枝毛や切れ毛が増えやすいので、ヘアケアは必須です。
自宅で染める場合は、下準備が大変なところもデメリットでしょう。お風呂で染められず、面倒に感じるでしょう。
染め直すにも負担がかかるため一定の期間は空けた方が良く、肌が弱い人やアレルギー体質の人は極力使用を避けた方が良いでしょう。
酸化染毛剤が含まれる商品がほとんどなため、アレルギー性接触皮膚炎を起こすリスクがあります。一度起こすと再発しやすく、使い続けると症状が酷くなることがあります。また、頭部だけでなく耳周りや手が荒れることがあり、ヘアカラー剤でのアレルギーだと気付きにくいこともあるようです。
ヘアトリートメントのメリットとデメリット
ヘアトリートメントのメリットは、染め直ししても毛髪に負担がかかりにくくて安心なところです。肌が弱い人やアレルギー体質の人でも使えるものが多いでしょう。化粧品に分類されるものが多く、アレルギー性接触皮膚炎を起こしにくいとされています。
ヘアトリートメントを使ったあと、ダメージを感じないのも特徴です。むしろサラサラとして心地良い使用感があります。そのため、とくにケアをしなくても大丈夫です。
下準備もほとんどすること無く、お風呂で気軽に染められるのがメリットです。
ヘアトリートメントのデメリットとして、黒髪は明るい色にならない(染まらない)ことです。色もちは1週間~2週間と短めです。
また、シャンプーすると色が落ちてしまうのもデメリットでしょう。だんだんと染まるため、1度でハッキリ染めたい人には向いていません。
あなたに向いているのはヘアカラー?カラートリートメント?
ヘアカラーでかぶれた経験がある方はパッチテストを
ヘアトリートメントとヘアカラーの違いについてご紹介いたしました。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の体質や髪質を知って上手に使いたいですね。
自分で染める場合には必ずセルフテスト(パッチテスト)を行いましょう。美容院で染めるなら、染料にかぶれた経験の有無やアレルギーなど話しておくと安心です。
アレルギーなどのリスクを理解して楽しくヘアカラーを楽しめるといいですね。