黒髪からたった数本の白髪でも目立つ
多くの方は生え際白髪に悩みます
白髪が気になってくると、今までカラーリングをしていた方もそうでない方も、白髪染めをする方が多いと感じます。
海外では年齢と共に生えてくる白髪も「アクセントになって素敵」というとらえ方をしたりします。しかし、ベースとなる地毛が黒髪の日本人は、白髪が生えてくると非常に目立ちやすくなります。白髪染めを使用しない対処法もいくつか種類がありますが、やはり白髪染めを使用する方法が1番綺麗に仕上がります。
そんな、エイジング世代の方が多く気になっている白髪ですが、全体に均等に生えていることは少ないです。大体の方が部分的に集中して生えている箇所があります。
美容師として普段サロンワークをしていると、生え際に集中して生えている方が多い印象です。生え際は、1番自分でよく見えて気になる部分で気になりますよね。
当然のことながら、白髪が多い部分は染めた後も新生部が生えてくると目立ちやすくもあります。そんなときにオススメの方法が部分染めです。
部分染めとは、名前の通り部分的に染める方法になります。
白髪が一部しか生えていない方は毎回部分染めをする方もいますし2回に1回、部分染めを使用する方もいます。
一部の白髪だけが気になるなら部分染め
白髪の多い部分とそうでない部分では、どれくらいの期間で白髪が気になるかが異なってきます。
例えば、「全体的には2か月に1度のペースでいいけれど集中して生えている部分は1ヵ月で気になってしまう」というケースなどです。その様な場合に部分染めの選択が高いメリットになります。
具体液にはどのような点でしょうか?
部分染め3つのメリット
1.髪のダメージを軽減できる
白髪染めはカラーリングですから当然毛髪のダメージが伴います。部分染めを選択する事により、全体をカラーリングする頻度を少なくしダメージ軽減出来るメリットあります。
2.コスパが良い
当然のことながら、部分染めと全体染めでは使用する薬剤の量が異なります。美容室で行う場合でも自宅でセルフカラーする場合でも1回あたりのコストを抑える事ができます。また、全体染めは美容室で行うけれど、間の部分染めはセルフカラーで行うなどの使い分けもオススメです。
3.簡単にカラーリングしやすい
部分染めは、白髪が密集している部分に使用する事が多いですが、多くの方が生え際等の自分が鏡で見えやすい箇所なケースが多いです。その為、自分で染める場合も全体染めるよりも簡単に使用しやすいメリットがあります。
部分染めの白髪染めにはどんな種類があるの?
通常の白髪染め(アルカリカラー)
通常の白髪染めで使用する薬剤は、全て部分染めとして対応する事が可能です。
1剤と2剤を混ぜ合わせ化学反応を起こし染料を毛髪に入れていく方法です。一般的に「白髪染め」とうとこちらに該当するものが大半になります。
注意したいのは残った薬剤を保管できず使い切りタイプだとコスパが悪いということ。部分染め用の
アルカリカラーは少量しか使わないので、残った薬剤が保管できます。
市販の商品でも、部分染め用として販売されている物のほとんどアルカリカラーの白髪染めだと思います。白髪染めつつ黒髪部分はリフトアップする効果もある為、黒すぎない仕上がりを希望の方はこちらをオススメしています。
また、
アルカリカラーはアレルギー反応を起こしやすい染料の為初めて使用する方は注意が必要です。パッチテストを行ってから使いましょう。
ヘアマニキュア
毛髪をコーティングする事により染色していくものになります。
キューティクルを開かせる効果はない為、黒髪を明るくする事は出来ませんがダメージは殆どありません。またアレルギー反応を起こしにくい染料の為、肌が弱い方にも安心して使用いただけます。
デメリットとしては地肌につくとほぼ落ちません。
3.カラートリートメント
ヘアマニキュアと、基本的な染色するメカニズムやアレルギー反応を起こしにくい点は同じになります。手や頭皮に着いても落としやすい点では、ヘアマニキュアよりも自宅で使用しやすいヘアカラーだと思います。
1回使ってすぐ染まるわけではありませんが、アレルギーの心配もなく、地肌についた、色むらになるなど失敗しにくく部分的に染めたい方はコスパよく使えるのではないでしょうか。
以上が主な白髪染めの用途になります。
この他にもあまり部分染めとして使用しませんが、植物性染料(ヘナなど)のカラー剤もございます。
市販でオススメの部分染め
先ほど説明した通り、自分で見える部分に使用する事が多い部分染めは、セルフカラーでも失敗しにくくオススメになります。
市販の商品も部分染め用として販売されているものと、そうでない物があります。どちらの商品も部分染めとして使用は可能になるのですが、とろりとした液状のものは髪の一部にとどまるように塗るのは困難で、どちらかといえば全体を染めることに向いています。
こってりしたクリーム状であれば、前髪部分だけ等に塗っても垂れてこなくて、部分染めに適しています。
前にもお伝えしましたが、余った薬剤が保存でき複数使えるという点は部分染めには必須条件になります。
ここからは数多くある種類の中から、美容師目線でオススメする部分染め対応の市販の白髪染めをご紹介いたします。
ブローネワンプッシュヘアカラー
- https://www.kao.co.jp/blaune/products/onepush/
- 価格 800円~
- カラー 11色
こちらは通常の白髪染めの分類になります。使いたい分だけワンプッシュで1剤2剤のクリームが一緒に出てくる便利なタイプになります。付属品のコームが小さく生え際など細かい部分も塗りやすいです。
残った分はそのまま取っておけます!もちろん全体染めとしても使用できますから、その都度気になる箇所に使用できる点は良いと感じます。
初めて使う方は念のためパッチテストを推奨します。
サロンドプロヘアマニキュアスピーディー
- http://salondepro.jp/item_info/woman_hair_manicure.html
- 価格 700円~
- カラー 4色
自宅で使用できるヘアマニキュアになります。使用する量だけ出して使えるので余った分は取っておけるので便利です。
通常美容室ですとヘアマニキュアは15-20分放置しますが、こちらは5分で染まり、 時短できてオススメです。やや暗めに仕上がりますが、白髪はしっかりと染まりやすい印象です。
レフィーネヘッドスパトリートメントカラー
白髪が染まるトリートメントカラーになります。白髪が綺麗に染まりやすいカラートリートメントですので、全体はもちろん気になる部分の白髪染めとしての使用もオススメです。
ヘッドスパ効果も期待できる内容成分の為、頭皮のケアもできる点が高評価です。また、癒し効果の高い香りもポイントです。ハリコシを出す効果もある為、ボリュームの少ない方に特にオススメです。
手軽にできる部分染め
美容室でも部分染めはできます
以上が市販の部分染めの解説やオススメ商品のご紹介でした。
毛髪ダメージを軽減する効果や、使用のしやすさから美容師目線でも非常におススメな部分染めになります。
市販でも様々なメーカーから販売されていますが、普段ご自身が使用している種類の中から選択いただくと良いと思います。
また、美容室で行うカラーリングでも部分染めのメニューもございます。
上手に部分染を利用しながら、綺麗な髪を維持していく方法もぜひ参考にしてみてくださいね!