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ヘアオイルの使い方のポイント!ヘアアイロンの前が良いの?

ドライヤー、ヘアケア、髪を乾かす 自宅でセルフケア

ヘアオイルとはどんなもの?

正しい使い方と選び方を美容師が解説します

以前は、流さないトリートメントとしての役割で使用する場合が多かったヘアオイル。

しかし、最近ではウェットな質感の濡れ髪ヘアが流行していることもあり、スタイリング剤としての使い方非常に人気があります。

そもそもヘアオイルとは、髪の毛のパサつきを抑える効果や、ダメージによるキューティクルの乱れを整えてくれるアウトバスタイプのトリートメントになります。

ナチュラル思考の方が増えてきたこともあり100%天然成分のヘアオイルを使用している方が多いかもしれません。天然成分だけのヘアオイルの場合、髪の毛の改善効果は少ないかもしれません。

その場合には、プラスαでダメージ補修成分等が配合されている商品を選ぶ必要が出てきます。

また、シリコンなどのコーティング剤が配合されているヘアオイルもあります。
天然のオイルとは違い、べたつき感は抑えつつサラサラの指通りの商品など使用感の種類も多くお好みで選びやすいメリットがあります。

シリコンは悪いものと思う方は多いけど

白髪の毛根

シリコン=良くない と感じる方は多いかもしれません。

ですが、シリコンは非常に安全性が高く上手に選んで使用していただければ良いものだと思います。

しかしながら、シリコン剤の質や配合量によっては、シリコンのコーティングがはがれる際に髪の毛のキューティクルも一緒に剥がしてしまう場合もございます。

また、コーティング作用もある為カラーリングやパーマの際に薬液の浸透を妨げる可能性もあるというデメリットもあります。

色々あるヘアオイルですが、下記の種類に分類されていますので詳しく見ていきましょう!

シリコン配合のヘアオイルを使用の場合には、口コミや身近な美容師さんの意見を参考に選ぶことがオススメです。

①天然成分100%オイル

植物成分100%で作られたオイルです。ホホバオイルやアルガンオイル、オリーブオイルなど単品で作られている物や、数種類ブレンドされて作られている商品も多いです。

髪の毛だけではなく全身に使用できるオールマイティに使用できる商品が多いです。

食用とヘアオイル用は何が違うの?

オリーブオイルやゴマ油など、食用と美容用両方に使用しているオイルもございます。食用と美容用の違いは、精製度や粒子の細かさの違いがあります。

食用を使う事も出来なくはありませんが、トラブルを起こす可能性がある為、ヘアや肌用に精製された商品を使用する事をオススメします。

②動物性オイル

名前の通り動物由来から抽出したオイルになります。馬油やスクワランオイル(鮫の肝臓)などが代表的になります。

動物由来の為非常に肌になじみやすく保湿力は高いです。

もちろん髪にも使用できますが、高価ですし髪に馴染みにくい理由から使用している方は少ないかもしれません。

③鉱油

通称ミネラルオイルと呼ばれるオイルになります。ワセリンやベビーオイルはおそらく鉱油メインつまり石油)で作られているものが大半だと思います。

石油由来というと危険な物に感じる方も多いかもしれませんが、しっかりと精製されて作られている為赤ちゃんに使用できる位安全な物です。

一方で紫外線を吸収しやすいデメリットもある為、夏場や日差しの強い日に肌や髪に使用する事は控えた方が良いでしょう。

④コーティング剤配合のヘアオイル

シリコンなどのコーティング剤が配合されているヘアオイルになります。

①~③のオイルに付随して配合されている場合が多いです。天然成分のオイルをベースとしてシリコンが少量使用されているものなど、配合量が少ないものを選んで使用する事をオススメします。

ヘアオイルの正しい使い方~ヘアアイロンの前後どっち?~

インターネット等で検索すると、ヘアオイルの使い方や使用するタイミングは様々な意見があります。ここからは、美容師が推奨する正しい使い方を解説いたします。

①髪の毛を洗い乾かす前に、オイルをつける

オイルは、濡れている状態の方が髪の毛への浸透性が高いです。また、髪の毛の内側の水分を閉じ込めてくれる役割もあります。髪の中間から毛先にかけて塗布します

流さないトリートメントとしての効果としては濡れている状態で使用する使い方がオススメです。使用料は1プッシュから始めて様子を見ながら適量を見極めて下さい。

使用する量はオイルの保湿力や髪質によっても大きく異なります。

②荒歯のコームやブラシ等で全体的に梳かす

オイルを付けた後に梳かすことにより、髪一本一本に均一にしっかりと付着しやすいです。

③髪のブローをする

この後、ドライヤーで乾かします。ブローやヘアアイロンを使って髪型をセットします。

④仕上げのヘアオイルをつける

ヘアオイルを付けて仕上げます。

ヘアオイルを使うタイミングとして、ブローやアイロンの前に付けるという方もいると思います。

しかしアイロン等で熱を加える前にオイルを付けると、アイロンで形が付きにくくなります。その為、熱を加える時間が長くなりダメージに繋がります。

またヘアオイルの成分によっては、オイルの上からアイロンで熱を加える事により、キューティクルの内部成分が流れ出てしまいハイダメージに繋がる可能性があります。

応用編の使い方

毛先

ブリーチ等で強いダメージのある方はヘアミルクとヘアオイルの併用がオススメです。

ヘアオイルは油性ですが、ヘアミルクは水性の為オイルよりもサラッとした軽い仕上りになります。

ヘアミルクは髪へ水分を与え閉じ込める効果がヘアオイルよりも高い為、軽い質感ながら保湿効果が高いトリートメントです。

ヘアミルク単体でももちろん良いのですが、ヘアミルクとヘアオイルを併用する使い方もオススメです。ヘアミルクで髪内部へ水分と保湿成分を入れ込み、ヘアオイルでしっかりとコーティングしていく使い方です。

ハイダメージの方の場合、オイルを多量付けたくなりますが、ヘアミルクを併用する事により重すぎないサラサラの仕上がりにすることが出来ます。

ヘアオイル同様に、ヘアミルクも仕上げに使用する使い方が可能です。しかし、水分量が多いヘアミルクの場合アイロンで仕上げたカールが崩れてしまう場合もある為注意が必要です。

ヘアオイルの使い方まとめ

正しく使えば美髪の強い近道です

以上がヘアオイルの正しい使い方と、使うタイミングのポイントの解説でした。
普段何気な使用しているヘアオイルですが、正しい使い方をすることでグッと使用感が良くなります。

一方で誤った使い方をしてしまうとダメージの原因になる為注意が必要です。

是非こちらを参考に、ヘアオイルを使用したトレンドヘアとスタイリングに挑戦してみて下さいね!