グレイヘアに移行したいけれど汚く見えないか不安
美容師がグレイヘアの不安要素を解説します
最近は芸能人や自然派志向の女性にも多いグレイヘア。
素敵だなと思いつつ、私がやったらどうなるのだろうと気になっている方も多いと思います。
実際に美容室でも『ゆくゆくはグレイヘアに移行していきたいけどどうしたらいいのか』という相談も多くなりました。
しかしひとつ大きな問題が『汚く見えないか不安』というところです。
今回はそんなグレイヘアの不安要素について解説していきたいと思います。
グレイヘアにする時の不安点
実際にグレイヘアにするにあたり、どのような不安を持っている人が多いのでしょうか。
特に多くの人が気になることは、老けて見えないかということでしょう。
正直に言うと、実年齢より老けて見えることは避けられません。
ですから実年齢より若くみせたいという人にはおすすめできません。
まだ日本は『白髪は染めるもの』という価値観を持っている人も多いです。
染めないでそのままの状態にしている人を見て、手を抜いているのだろうと考えたり、「なぜ染めないのだろう」と言う人もいるのが現実です。
実際に家族に反対された、職場で注意されてしまったという声も聞いたことがあります。
このように自分自身と、周りの人の反応とで、不安要素があることは確かかもしれません。
グレイヘアに移行する3つの方法
それでもグレイヘアを目指してみようと考えた場合、どのようなステップで移行すればいいのでしょうか。
大きく分けて3つの方法があります。
1.伸ばて切ってを繰り返し、白髪染めの部分を地道にカットしていく
2.ブリーチでハイライトを入れていき、白髪と馴染ませていく
3.前回より明るい薬でリタッチを繰り返し、グラデーションっぽくぼかしていく
どの方法も一長一短がありますが、いずれにせよ時間を要するものになります。
髪が短ければ短いほど、時間がかからずにグレイヘアに移行できます。
白髪がどのくらいあるかにもよっておすすめのやり方が違ってきますので、一度美容師に相談するのがベストでしょう。
グレイヘアが汚く見えてしまう人とは
美しいグレイヘアの人もいる中で、汚い印象に見えてしまうのはなぜなのでしょう。
汚いという印象を与えてしまう人は、次のような特徴がある場合が多いです。
- 髪が長くてパサついている
- ツヤがない、髪の手入れをしない
- すっぴんであったり、服装がだらしない
白髪は通常の髪より水分量も少なく、何もしなければパサついて見えます。
何よりも大事なことは、ブローなどでツヤを出したり、トリートメントなどで普段からケアすることです。
そういう意味でも、ロングヘアの白髪交じりはかなり難しいです。長くてもセミロングぐらいまでが、綺麗に見せることのできる限界だと思っています。
また白という色の特徴的に、膨張したり、ぼやけて見えやすいものです。
顔まわりもぼやけやすくなるので、顔立ちがはっきりしている人でない限り、メイクや口紅などはしっかりとするとバランスがとれます。
上品に見えるグレイヘアをしている人は、服装にも気をつけている方が多いはずです。
グレイヘアだからこそ、それ以外のところに気を使い、美しいバランスにみえるような努力が必要になるのです。
白髪交じりを綺麗に見せるためのコツとは
綺麗にグレイヘアを目指すためには、時間をかけて育てていくことが重要です。
特に今まで黒っぽい白髪染めをしてきた方は、まずはその蓄積した濃い色素を薄め、少しずつ明るくしていく工程が必要になります。
髪が短めで、髪が伸びるのが早い人でも、1年くらいは移行期間が必要になります。
また、汚く見えないグレイヘアを育てるポイントは、次のようなものです。
ただでさえ女性の髪は年齢と共にパサつきやすくなってきます。
髪で若く見せるポイントは『ツヤ感とボリューム』です。
逆に言うと、ツヤ感とボリュームさえあれば、グレイヘアでも必要以上に老けて見られないということなのです。
グレイヘアについてまとめ
グレイヘアにできるのかは担当美容師と相談してみましょう
いかがでしょうか。
日本人の私たちにはなかなか難易度が高いのがグレイヘアです。
しかしポイントさえわかれば、自分にもできそうな気がしたのではないでしょうか。
白髪は個人差が大きいので、是非いつも担当してもらっている美容師に相談してみてください。
白髪の全体量やどこに集中しているかによって、どのような方法でグレイヘアにしていくのがベストか教えてくれるはずです。
誰でもできることじゃないと厳しい現実もお伝えしましたが時代の流れ的に、これからもっとグレイヘアの需要は増えてくると思います。
少しでも参考になれば幸いです。