様々なメーカーから発売されているカラートメントですが、正直どの商品を選んでいいのか迷ってしまいますよね綺麗に染まる事はもちろんですが、使いやすさや香り、続けて使いやすい価格帯も重要となってきます。
今回は、数多く販売されている市販のカラートリートメントの中から、美容師目線で選んだ「よく染まるカラートリートメント」ご紹介いたします。
また、髪質や色味などに合わせた選び方のポイントもご紹介いたします！
カラートリートメントとは？
ヘアマニキュアと違って地肌や手についても落ちます
カラートリートメントとは、名称の通りトリートメントの中に染料を入れたものです。毛髪のダメージ補修などのケアを行いながら染色する事が出来るものになります。
大まかな髪の毛を染めるメカニズムは、ヘアマニキュアと類似しています。キューティクルを開かせる事は無く、毛髪の表面にコーティングする事により入れていく作用になります。
その為、基本的には白髪の部分や脱染して明るくなった部分にのみ反応し染色していきます。ですので、黒髪の方や暗いトーンの明るさの方には向かないと言えます。
大きく分けて白髪染め用途のカラートリートメントと、脱染により明るくなった部分に色味を入れる用途とで選ぶ商品が異なってきます。カラートリートメントのなかでも、白髪を染める用、明るくなった部分用（ブリーチ毛等）と推奨される用途が分かれている事も多いです。
よく染まるカラートリートメントと言っても、白髪に対してか、明るくなった部分なのかで染料の配合が異なってくるからです。
用途が分かれている商品でも、実際は白髪と明るい毛髪のどちらに対しても染色の反応はします。しかし、発色の仕方は大きく異なることが多い為注意して商品を選ぶ必要があります。
よく染まるカラートリートメント～白髪染め編～
利尻カラートリートメント
- 価格 3,300円
- 容量 200g
- カラー ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラック
初めてカラートリートメントを使用するという方でも1度は耳にしたことのあるメーカーではないでしょうか？よく染まるカラートリートメントという事でも定評を得ている商品になります。
名前にもある通り、利尻昆布の成分により頭皮と髪の潤いを守る効果があり、ダメージしている方はもちろんですが頭皮のケアも同時にしていきたい方にもおススメのカラートリートメントです。
肝心の色味の入り方ですが、一般的にカラートリートメントに含まれる染料にプラスして、植物由来の天然染料も配合されています。
その効果もあり、しっかりと白髪を染色しつつ手触りの良い仕上がりに導いているのだと思います。
シリコンなどのコーティング剤も含まれていない為、敏感肌の方でも安心して使用できる成分のカラートリートメントです。
スカルプDボーテ ヘアカラートリートメント
- 公式HP https://www.angfa-store.jp/product/BTHCM000A
- 価格 2,852円
- 容量 200g
- カラー ナチュラルブラック、ダークブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン
育毛剤でも有名なスカルプDから発売されているカラートリートメントになります。11種類の天然由来成分やオーガニックオイルが配合されている為、ダメージ補修効果も非常に高いカラートリートメントです。
ありきたりな表現で恐縮です…こちら本当によく染まるカラートリートメントです！
染料の配合のされ方の影響もあると思いますが、浸透型コラーゲンが配合されていることにより、深くしっかり染め上げることが出来ているようです。
ただし、かなりしっかりと深く染め上がる為、明るい仕上がりを希望の方には向かないかもしれません。いつも白髪に色味が入りにくいという方や、退色しやすいという方には非常にオススメのカラートリートメントになります。
レフィーネ ヘッドスパトリートメントカラー
- 公式HP https://www.8341.jp/product/refine/headspa.html
- 価格 1,320円、1,980円、3,667円
- 容量 80ｇ、140g、300g
- カラー ナチュラルブラック、ローズブラウン、マロンブラウン、ライトブラウン、ダークブラウン
美容師目線でも、非常に良いなと感じられる成分で構成されるカラートリートメントになります。価格帯はやや高めの商品ながら、人気があるのも納得のカラートリートメントです。
天然由来の頭皮ケア成分が配合されており、頭皮のケアも同時に出来るところがすごく良いと感じます。
染まり具合に関しても、よく染まるカラートリートメントと言えそうです。
中でも、薄染まりになりやすい明るめカラーも、明るくしっかり染まるところが魅力だと感じます。通常明るめのカラートリートメントは非常に赤みが出やすいですが、こちらは赤みを抑えつつ明るく染め上げてくれます。
お試し80gのサイズも販売しているので、気軽にトライできると思います。
よく染まるカラートリートメント～オシャレ染め編～
エブリカラートリートメント
- 公式HP https://www.annadonna.com/SHOP/152511/list.html
- 価格 500円、1,540円
- 容量 50g、160g
- カラー 全12色
何といっても低価格ながら綺麗に色味が入るところが魅力です。また、ドラッグストアやバラエティショップなどで気軽に手に入りやすい所も人気の秘密かもしれません！
赤やピンクなどの暖色系は1度でも発色良く染まりやすいです。アッシュ等の寒色系のお色味も続けて行うことによりしっかりと色づいていきそうです！個人的には、寒色系のファッションカラーをされている方の退色防止として使用する用途にも向いているなと感じました。
エンシェールズ カラーバター
- 公式HP http://ancels-colorbutter.com/
- 価格 2,667円
- 容量 200g
- カラー 全27色（2020年9月時点情報）
美容室などでも使用されているカラートリートメントになります。
カラーバターは、トリートメントタイプよりも粘度が強く部分的なカラーリングもしやすいものになっています。液垂れもしにくく、お風呂でも使用しやすい形状でオススメです。
カラーバリエーションが非常に豊富なシリーズですが、特にピンク系はベースがそこまで明るくなくともしっかりと綺麗な色味が入りやすく、よく染まるカラートリートメントだなと感じます。
寒色系もしっかりとブリーチされたベースですとしっかりと色味が入ります！トリートメントですので、洗うたびに段々と薄くなってきますが、その過程の色味も綺麗なところもオススメなポイントです。
成分も90%以上がトリートメント成分で構成されているので、サラサラの指通りです！
よく染まるカラートリートメントの選び方
コストパフォーマンスの良い商品を選ぶ
金額の高い方が、よく染まるカラートリートメントと思われる方も多いかもしれません。しかし、内容成分や染まり方などを検証してみると金額が高いからと言って必ずしも良い商品ではないと感じます。低価格でも安心できる成分で良く染まるカラートリートメントも多くあります！
仕上がりの色味の希望に合わせたカラートリートメントを選ぶ
良く染まる退色しにくいと高評価のカラートリートメントの中には、黒っぽく染まりやすいカラートリートメントも多くあります。（特に白髪を染めるタイプの商品）
良く染まるカラートリートメントを求めていても、明るめの仕上がりを希望の方は注意して選ぶ必要がありそうです。
内容成分で選ぶ
週に数回使うものですから、しっかりと染まる成分な事はもちろんですが、安心して使用できる低刺激な成分であるかで選ぶ事も大切です。
基本的に、染料はアレルギー反応の起きにくいものが使用されているカラートリートメントです。しかし念のため、カラートリートメントであることを確認するため通常のカラー剤に含まれる染料が入っていない事を確認しましょう。
※パラフェニレンジアミン（アレルギーを起こしやすい染料の名称）という表記が無いか確認下さい。
また、染料にプラスしてダメージ補修や手触りを良くするためにトリートメント成分が配合されていますが、お肌の弱い方はシリコンなどのコーティング剤が含まれないものを選んでいただいた方が安心だと思います。そのような商品には、“無添加”や“ノンシリコン”等と記載があります。
自分に合うカラートリートメントを探して下さい
染まり具合の他に、成分や仕上がりの色も選ぶ基準に
以上が市販でよく染まるカラートリートメントのご紹介でした！
良く染まる事はもちろんですが、美容師目線で成分的にも優秀かつ安心できる成分の商品を選びました！
価格帯やお求めやすさも勿論ですが、求める質感やご希望の色味に合わせてチョイスしてみて下さいね。