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カラートリートメント グレイヘアにするために

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グレイヘアって何?

年齢相応にナチュラルな髪をつくる

2018年のグレイヘアの火付け役?主婦の友社「グレイヘアという選択」

テレビを見ていると、私より少しだけ年上の女優さんやコメンテイターの女性が、白髪の混じった髪をオシャレにまとめている様子をよく見かけるようになりました。

少し前までは、根元まできっちり美しく染めていただろう彼女らが、年齢相応に白くなった髪を隠さなくなり、また、それが表情や服装とマッチして、ナチュラルでとても素敵!
今年、そんな彼女らの髪をさす『グレイヘア』という言葉が流行語大賞にもノミネートされました。

『グレイヘア』への憧れ

いつ『染める』のをやめるのか

白髪染めは伸びてくる白髪と染めたところの差が大きいんです。

このところ、身近な人たちに『グレイヘアにしてるの?』と聞かれることが増えました。
私は30代から白髪が多かったので、50歳を過ぎた今、恐らく6割以上は白い髪です。
完全なグレイヘアというわけではないけれど、それを目指してカラートリートメントのブラックを使い、色を調整しているので、全体のトーンが真っ黒というよりはチャコールグレーに落ち着いており、それが定番になっているのです。

真っ黒ではないけれど、白くもない、その微妙な過渡期の髪を見て、声をかけてくる人たちのほとんどが『グレイヘアにトライしたいんだけど、染めるのを止めてからの1~2年が難しいよね』と悩んでいるのです。

てっぺんのつむじや前髪の分け目、生え際などがどんどん白くなっていく…とはいえ髪の伸びるスピードは、ひと月に1㎝程度___『全体をグレイヘアに整えるまでどれほどかかるか、ということを考えると、どうしても躊躇してしまう』と、彼女らは言うのです。

その度に、私は『カラートリートメント、便利ですよ』とお勧めしています。
実際、私がカラートリートメントを使い始めた理由の一つが、まさにその『過渡期』を乗り切るため、ということでしたから。

それは『諦め』ではなく、『解放』なのです

いつから染めるのを辞めようかな。

私の周囲には真っ白な髪を素敵に整えているお姉さま方がいらっしゃいます。
60代後半から70代くらいの彼女らはポジティブでとても元気。
その多くが、長い髪はシニヨンに結ったり、ショートヘアの方はアシンメトリーボブや、夏には涼し気なツーブロックなど、思い思いのスタイルを楽しんでいらっしゃいます。

彼女らに共通しているのは、『染める』ことを諦めるのではなく、『染めなければならない』という呪縛から解放されてゆとりを手に入れた、という風情なのです。

『いつか、そんな真っ白の髪にしてみたい』と、私は40代に入った頃から美容師さんに相談していたのですが、『あと20年はかかりますから、それまではある程度色を入れていた方がバランスとれますよ』とよく言われました。

確かに、40代で黒が多い髪の中に白髪が目立つ、というのはどうしても疲れた雰囲気になり、あまり良いイメージが持てなかったのです。

そこで『思い立ったら、迷わずグレイヘアにチェンジできるように』という気持ちもあって、ヘアカラートリートメントを使ったカラーリングへと移行していったのです。

カラートリートメントの思わぬ効果

長い間カラートリートメントを使っていると、その特性もよくわかってきます。
ブラックを使ってカラーリングした髪に縮毛矯正やパーマをかけると、不思議な色合いが出現することがあります。

パーマや縮毛矯正の薬剤は、カラーリングした髪の色素を落とす作用があるのだそうです。
ペンのインクなどが理科の実験のクロマトグラフィーで分解するように、カラートリートメントの色をもさまざま色素を組み合わせて調合されており、その中でも髪に残りやすい色が現れるのです。

ブラウン系ならグリーン
ブラック系ならブルーグレーから淡いパープル

美容院でのパーマなどの施術から、次にカラートリートメントを使うまでの間のわずかな時間ですが、全体の色が落ちて淡いトーンになった髪に、ほんのりそんなカラーが浮かび上がるのは面白い変化です。

美容師さんによると『この色は、出そうと思って作れるものではない』とのこと。
知己でアートを勉強している女子大学生が水色の髪にトライしたときには『三回間隔をおいて脱色したところに水色のカラーをいれたけど、傷みまくって思うような色が出せなかった』のだそうです。
お金と時間をかけてもなかなか作れない色が、たまたまの偶然で一瞬でも楽しめる、というのはちょっとした喜びなのです。