カラートリートメントってどんなもの
ひとつで二つの大きな効果
白髪染めやカラーリングで困るのが髪に受けるダメージですね。
発色が良くても、枝毛・切れ毛や艶のない質感では残念な印象はぬぐえません。
また、それをカバーするために濃厚なトリートメント剤やヘアパックなどを使うのも結構な手間とコストがかかります。
カラートリートメントには、髪と地肌を健やかに保つトリートメントの効果と、白髪に色を載せて豊かな黒髪や美しいブラウンヘアに仕上げてくれるという嬉しい作用があるのです。
カラートリートメントはお手軽な白髪のデイリーケア
カラートリートメントの使い方
カラートリートメントは、基本的に洗髪後に使います。
まず、シャンプーしてよくすすいだ髪をタオルドライします。
その際に軽くブラッシングして絡まった髪を解いておき、地肌に残った水分をタオルでマッサージするように丁寧に吸い取っておきます。
吸水が足りないと、カラートリートメントを塗布した後に溶けて首筋や肩にたれてくるため、しっかりと拭いておきましょう。
カラートリートメントは素手で髪に塗布すると、爪の中などに色が残りがちなので、使い捨ての手袋を使用することをお勧めします。
または、刷毛と櫛が一体化した専用のブラシなども販売しているブランドがありますので、そうした便利グッズを使っても、無駄なく効率的に塗布できますね。
塗布する順番は、より濃く染まって欲しい部分から始めましょう。
てっぺんのつむじ、前髪の分け目など、他の人からよく見える部分や、通常のヘアカラーでも染まりにくい鬢(耳の前~こめかみの辺りの生え際)などから塗布し、櫛などを使って毛先に伸ばしていくのが楽です。
塗布後、放置時間が10~15分ほどかかりますので、ボブより長めの髪の人はラップでくるむとか、ヘアクリップでアップにしてまとめ、髪が肩や首筋につかないようケアしましょう。
すすぎは丹念に!
カラートリートメント塗布後、十分な放置時間を経て、すすぐときには頭を下に下げて首筋から頭頂に向けてシャワーを当てるようにして丁寧にすすぎましょう。
トリートメントの成分が髪だけでなく、地肌に残らないよう確かめながらすすぎ、しっかりタオルドライしましょう。
その際、タオルを当てて地肌を指でマッサージするように吸水すると、地肌に色残りする心配もなく、きれいに仕上がります。
この時に、すすぎが甘いと、汗をかいた時に襟などに色移りしてしまう可能性がありますので注意しましょう。
毎回?週一回?その頻度はどの程度が適当…?
カラートリートメントの製品見本では、初めての使用の時には3~5回、シャンプーの度に使用するのがポイントになります。
根元から毛先まで、まんべんなく色が入ったら、それから先は根元を中心にしてケアを続けることできれいな髪色を保てるようになっていきますよ。
頻度としては、週1~2回の使用で十分な効果が発揮されます。
色が薄いな、と感じたら、塗布してからの放置時間を長めにとってみましょう。
髪質とカラートリートメントの相性もありますので、いろいろなパターンを試してみると良いですね。
合わせ鏡やスマホでカラーリングの死角を無くそう
セルフケアのヘアカラー同様に、カラートリートメントのケアでも、鏡でぱっと見えるところはとてもきれいに染まっているのに、自分見えない頭のてっぺんの“つむじ”や後ろ側、襟足や髪をかき分けた内側などがきれいに染まっていない、ということがあります。
ふとした拍子にちらりと白髪が大量発覚したり、自分より背の高い人から見たら残念な状態だった、ということも大いにあり得ます。
電車などで目の前にいる人の髪を見て『…あ!』と思うこと、意外とあるはず。
そうならないためにも、自分を客観的に観察することがとても大切になってきます。
鏡の前に立った時に、合わせ鏡や、スマホで自分の後ろ姿や、頭の上からどんなふうに見えるのかをチェックしてみましょう。
意外と色むらができていることに驚くことでしょう。
そんな部分に気付いたら、次のカラートリートメント使用時に、その白髪の辺りに重点的に塗布して様子をみていくと、全体のバランスがとれて、きれいな髪色が実現できますよ。
それも、こまめに自分で好きな時にケアができるカラートリートメントならではの利点ですね。
自分で作る艶やかなカラーヘア
シャンプーのついでに白髪ケア
カラートリートメントは日常のバスタイムでシャンプーの“ついで”に白髪ケアができる、嬉しい製品です。
染めるプロセスで髪そのものにダメージがある染髪とは違い、栄養を与えつつ表面に色を載せていくので、地肌にもやさしく、髪を健やかに保ってくれます。
カラートリートメント、そのコストは高い?安い?
カラートリートメントは、一本あたりのお値段が高価に思われがちですが。
美容院や、セルフのヘアカラーリング剤の使用後に高価なトリートメント剤をプラスして使うことを考えれば、それほどコストがかかっているわけではありません。
なによりも、カラーリングとトリートメントが一体化していることで、ケアの手間と時間が大幅に削減でき、気軽に、日常生活の中でお手入れが続けられるのです。
白髪に悩む世代は一生懸命働いて、家事をして、育児をして、その中から自分をきれいに保つための時間と労力を捻出しなければならない、そんな多忙な人が殆どです。
髪の生え際に白いものが目立ち始めてじりじりと悩むより、気づいたその日のうちにカラートリートメントでセルフケアが出来て、白髪の悩みと憂鬱を払しょくできるということは、とても大きな魅力なのです。