人気の白髪染めトリートメントのメリットおさらい
手軽に素手で白髪を染められる
普通の白髪染めと違って周りを汚さないようにビニールを敷き詰めたりする手間がいりません。またクシなどを使わず濡れた手でそのまま使用できるのも簡単でいいと思います。
ジアミンというアレルギー成分が含まれていないので、いままで白髪染めでかぶれたことがある方や敏感肌の方でも使うことができます。
最短5分で染められる商品もある
普通の白髪染めですと20分以上放置時間が必要な商品が多いので、できるだけ短時間でパパッと染めたい方にはとても便利ですね。
白髪を染めながらヘアケア効果も得られる
白髪染めを繰り返すことで、髪は傷みます。白髪が生えるから仕方がないものの、ダメージのせいでより老けて見えたら台無しですね。その点、白髪染めトリートメントは髪が痛む成分が含まれておりません。
白髪染め「トリートメント」とあるように、成分はあくまでトリートメントなので髪を染めながら髪のダメージケアも行うことができます。特にダメージケアに力を入れたい方はトリート成分がより多く含まれた商品を選ぶといいですよ。
白髪染めトリートメントのデメリット
普通の白髪染めよりは染まりが悪い
手軽でメリットも多いことで知られる白髪染めトリートメントですが、デメリットやリスクはあるのでしょうか?こちらでご紹介したいと思います。
白髪用トリートメントはあくまでトリートメントなので、髪の一番表面に着色するだけの商品です。ですから髪の内部にまで染料を浸透させて染色する普通の白髪染めよりは染まりが悪くなってしまいます。
どの商品も1回で染まることはなく、数日使って徐々に染まっていきます。
周りが汚れる可能性がある
普通の白髪染めよりは色が飛んだとしても何度か洗っているうちに落ちることがほとんどですが、それでも壁や床の素材によっては一度汚れると中々色が落ちない可能性があります。
また白髪染めトリートメントの場合、濡れた手や髪に使用することが多いのでしずくが飛び散りやすく、どうしても周囲を汚してしまいやすいです。注意してください。
放置時間が長いものもある
白髪染めトリートメントの中には20分以上放置時間が必要な商品もあります。手早く染めるのを目的で白髪染めトリートメントを検討されている方は要注意です。
また放置時間が5分の商品を20分も30分も置いてもさほど効果は変わらないので、決められた放置時間をきちんと守ってくださいね。
白髪との相性によっては希望と違う色になってしまう
白髪でも綺麗な真っ白の白髪の方や緑や黄味がかった白髪の方がいらっしゃいます。
真っ白な白髪の方は比較的希望の色に染まりやすいですが、緑や黄味がかった白髪の方ではトリートメントの色味(特にアッシュ系)によっては更に青みが増して緑色になってしまったり、希望の色と全く違う色に染まってしまったりすることがあります。
次に美容室で白髪染めをする時の弊害になってしまう
これは白髪染めトリートメントだけでなく普通の白髪染めにも言えることですが、やはりホームカラー(ご自分でされる白髪染めなど)の場合、明るさや色味によっては希望の色に染めることができない場合があります。
特に多いご希望が「自分で染めたら暗くなりすぎてしまった。明るくしてほしい」これはブリーチでもしない限りはほぼ不可能です。
その点白髪染めトリートメントですとある程度何もしない期間を設けていただき退色してきた頃に対応することは可能ですが、時間がかかってしまいます。
白髪染めトリートメントのデメリットに関しては「普通の白髪染めよりも少し染まりが悪い」くらいしかご存知でなかった方も多いのではないでしょうか。どのような商品でもきちんとデメリットやリスクを知った上で使用するのがいいですね。
白髪染めトリートメントのデメリットを補う対処法3つ
1.使用し始めは何日か連続で使用する
ではデメリットを知っていただいた上で、改めてその対処法をご紹介したいと思います。
一週間に1、2回の使用でOKとされている商品が多いですが、中には使用し始めは色の定着を早めるために数日間は連続で使用してくださいと書かれているものもあります。
初めて染めて全然染まらなかった!という方は説明書を読んで何日か連続で使用してみてくださいね。
元々白髪染めトリートメントというのは使用回数を重ねるごとに徐々に色が定着されていくという商品です。
2.放置時間を少しだけ長めに置く
先ほどのデメリットで放置時間は長く置きすぎても効果はさほど変わらないと記述させていただきましたが、5分で染まる!とされている商品でも使用される方の白髪の多さや髪質によってはやはり多少染まり具合は違ってきます。
ここで染まりが悪いと感じられた方は、もう5分ほど長めに置いてみてください。
それでも改善されない場合は塗布量が少なすぎるか、明るすぎる白髪染めトリートメントを使用されているか、使用回数が足りていない可能性が考えられます。
3.普通のブラウンの色味を選ぶ
こちらは先程の「希望の色と違う色に染まる・次に美容室で染める時の弊害になってしまう」というリスクに対しての対処法になります。どうせなら白髪染めトリートメントでもおしゃれな色や個性を楽しみたい!というお気持ちは分かります。
しかし先述した通り、白髪が多く髪質の硬い方の場合は比較的染まりも悪く、アッシュ系など青系の色は特に染料の中でも落ちやすい色味とされているので、普通のブラウン、ダークブラウン以外の色味ですと染まりづらくなる可能性があります。
また次に美容室で染める際もブラウン系の色味であった方が白髪染めトリートメントがしっかり着色されている場合でもなじませやすいです。
ただ一度真っ黒ほど着色してしまっている色を明るくすることは美容室でも難しいので、ご自分で白髪染めトリートメントをされる場合は暗すぎない色を選択するのもポイントです。
白髪染めトリートメントを使う際の注意点
傷まず手軽だけれど染まる力は弱い
とても便利で手軽な白髪染めトリートメントですが、中にはデメリットやリスクもあることをご存知の上で使用されるのがいいと思います。美容室で白髪染めをして、白髪染めトリートメントは次回までの繋ぎとして使用されるなど上手に活用されてくださいね。