おうちで白髪ケアできるんです
種類が多くて選べない!カラートリートメント選びを美容師が教えます
美容室に行く時間がない!
できれば家で白髪染めしたい!
白髪染めまでは抵抗があるけど、パラパラ出てきた白髪をどうにかしたい!
そんな悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。そんな時、普段のバスタイムで染めることができたらいいですよね。
今回は白髪染め代わりになる、カラートリートメントについてお話します。現役美容師が実際に使ってみておすすめできる商品も紹介します。
美容室のカラーリングと自宅でやるカラートリートメントの違いとは
成分、どのように染まるか、色落ちのしかた、持続期間、ダメージ度合い、
それぞれについて比べてみましょう
カラートリートメント | サロンカラー | |
成分 | HC染料 塩基染料 植物染料 | 酸化染毛剤 |
染まり方 | 髪の表面に吸着して染まる | 化学反応をおこして髪内部まで染める |
色落ち | シャンプーするたびに少しずつ落ちる | 色によって染めた直後は少し色落ちするが、薄くなったと感じる人は少ない |
持続期間 | 基本的には3~7日で落ちる | 染めた部分は3か月くらい染まったまま |
ダメージ | なし | ややあり |
カラートリートメントは髪にも優しいが、もちは少し弱いイメージです。
カラートリートメントのメリットとデメリット
ではカラートリートメントの長所と短所をそれぞれ見ていきましょう。
カラートリートメントのメリット
- 思い立ったら自宅ですぐできる
- 比較的コストが安い
- 髪が痛まない
- 毎日でも使える
- 肌が弱い方でも使える
- 徐々に染まるので自然に白髪が隠せる
【カラートリートメントのデメリット】
- シャンプーのたびに色落ちする
- 定着するまでは色の発色が薄い
- ムラに染まりやすい
- 地毛を明るくすることはできない
- 場合によってはサロンカラーのとの相性が悪いことがある
カラートリートメントがおすすめな方
白髪がパラパラ生えてきて気になり始めた方
では実際にカラートリートメントが合う人とはどんな髪の人でしょうか。
サロンで白髪染めをお願いするほどではないけれど、抜くのも大変だしというくらいの量の方はおすすめです。またカラーしていない地毛の方も相性が良いです。
明るめのカラーをしている方だとムラになりやすいです。
定期的に白髪染めしているが、その間の気になる時期をどうにかしたい
髪の伸びる速度は人によって違います。
伸びてきた白髪が気になるタイミングは、約3週間いう方が一番多いです。
でも美容室の予約がとれなかったり、忙しくて行けないという場合におすすめです。
今はコロナの影響で時短営業している美容室が多く、予約もしにくいですから、そういう時も便利です。
肌が弱くてサロンでの白髪染めができない
サロンカラーにはジアミンという、人によってはアレルギー反応をおこしてしまう成分が使用されています。
またしっかり髪の内部まで染める為、その化学反応の過程の刺激が痛く感じてしまう方もいます。
そんなデリケートな頭皮の方は是非カラートリートメントを使ってみてください。美容室での痛みのストレスから解放されるかもしれません。
カラートリートメントを使う際の注意点
髪に優しいカラートリートメントですが、いくつか注意点もあります。
人によってはかゆみが出る可能性があります
使われている成分によっては合わないこともあります。
もちろん肌には優しいのですが、誰が使っても大丈夫というわけではありません。
使っていて何か異常があればすぐに使用をストップしてください。
サロンカラーとの相性が悪い場合があります
染料の種類によっては、サロンカラーの発色の邪魔をしてしまうことがあります。
美容室でカラーをした時に色の入りが悪いなどと言われた場合、使用を検討した方がいいかもしれません。
カラートリートメントで上手に染めるポイントと手順
どうせ使うならなるべく綺麗にしっかり染めたですよね。
ここからは上手に染めるポイントをお伝えしていきます。
① まずしっかり説明書を読みましょう。
商品によってやり方や放置時間が違います。
注意事項も読んでおきましょう。
② まずシャンプーします
③ 水気をしっかり切る
水分が残り過ぎていると、液が垂れて目に入る危険性があるので注意しましょう。
軽くタオルドライするのもおすすめです。
④ 根元にたっぷり塗布する
髪をかき分け地肌を出してのっけていくようなイメージで。量をケチってしまうと染まりもよくないのでたっぷりと。
⑤ 時間をおく
ラップやタオルを巻くとよりいいです。
⑥ しっかり流す
色が出てこなくなるまでしっかりと
⑦ ドライヤーでしっかり乾かす
髪が乾くことで色が定着します。絶対に半乾きで寝ることはやめてください。
カラートリートメントの使用頻度
使い始めはどうしても色の定着が弱い場合がほとんどです。
しっかり染めたいのであれば毎日使うことがベストですが、3日おきに使用すれば徐々に染まってくると思います。
また使い始めから2週間くらいは頑張ってマメに使っていくと、その後の色持ちが違ってきます。
おすすめの白髪用カラートリートメント5選
① マイナチュレ オールインワンカラートリートメント
- レッドビジョン 200g/4378円
では、実際におすすめできる市販のカラートリートメントを紹介します。
やや赤みのあるブラウンですが、染まりはとても良いです。94%植物由来成分でトリートメントとしても優秀で、ツヤ感とハリが出ます。
白髪ケア・スカルプケア・エイジングケア・ヘアケアを同時にできることをコンセプトとしているのも嬉しい限りです。
② ウエラトーン ヘアカラートリートメント
- プレステージジャパン 200g/1480円
保湿力に優れたカラートリートメントになります。色味も赤みをおさえたブラウン系ですので、イマドキっぽい仕上がり。5分で染まるようになっているのもすごいところです。
染まっていくスピードは緩やかですが、定着した時の色味の美しさはNO1です。
③ ポーラ グローイングショット カラートリートメント
- ポーラ 200g/3190円
髪の補修成分と美容成分がたっぷり入ったカラートリートメントです。独自の処方により1度でも染まりが良いのもポイントです。
やや手などに色が付きやすいので、手袋は必須です。しっとりとまとまり、とても良い香りなのも嬉しいです。
④ スーリヤ ヘナクリームカラー
- ナジャペレーネ 70ml/1800円
インド産ヘナとブラジリアンハーブの白髪染めです。クリーム状で塗りやすく、色持ちもいいのが特徴です。
ラップをして15~20分放置すれば、かなりしっかり染まるのでおすすめです。ヘナも配合されているので髪のハリ・コシも出ます。
⑤ スカルプDボーテ ヘアカラートリートメント
- アンファー 200g/2480円
バリエーションが全4色ですが、どれも自然な色味で綺麗に染まります。3回ほどでかなり染まった感じも出ますし、質感も優秀です。
11種類の天然植物由来成分が配合されているので、地肌にも優しい使い心地です。
やや暗めに染まる傾向があるので、地毛ベースの方にピッタリです。
まとめ
いかがでしたか。
気になる商品はありましたでしょうか。
白髪対策としてのカラートリートメントは、最初は少し根気がいります。
しかし慣れてしまえば手軽ですし、長く付き合っていけるアイテムです。
今まで使っている人も、これから使ってみようか悩んでいる人も、参考にしていただければ嬉しいです。