白髪染めの新アイテム、シャンプーとトリートメントどう違うの?
美容師が違いを解説します
鏡を見るとどうしても気になる白髪。
年齢とともにやむを得ないのですが、できるだけストレスなく付き合っていきたいものですよね。
そこで気になるのが、普段のホームケアでの白髪対策です。白髪用シャンプーとか、白髪用トリートメントなど、色々と販売されています。
今回はその違いと、白髪対策には白髪用カラートリートメントがおすすめな理由をまとめていきたいと思います。
白髪用シャンプーとは
白髪予防に適した、頭皮環境を良くするスカルプシャンプー
まず白髪用シャンプーと呼ばれているものは、どのようなものなのでしょうか。一般的には次の2種類が存在します。
頭皮に栄養を与えたり、頭皮の活性化する成分が配合されたシャンプーです。通常のシャンプーよりも、育毛効果や白髪に有効な成分が多く含まれています。
白髪対策は、頭皮の環境を整えてあげることが一番重要になってきます。そのためのシャンプーといったところでしょう。使うことにより白髪が染まっていくという事はありません。
中でも『ヘマチン』という成分や『メリタン』という成分が配合されているシャンプーは、白髪対策としてかなり期待できるシャンプーだと思います。
白髪が徐々に染まっていくシャンプー
使うたびに少しずつ白髪が染まっていくように作られたシャンプーです。通常のシャンプーに少し染料を混ぜたようなイメージが近いと思います。
少しずつ染まるとだけあって、2,3回の使用ではほとんど染まりません。1本使い切って、実感できるくらいの染まり方です。
そのかわり毎日のシャンプーを置き換えるだけでいいので、手間がかかりません。
白髪用トリートメントとは
白髪用トリートメントとは、使うことで白髪が少しずつ染まっていくトリートメントです。毎日~週1,2回使用することで、白髪に色が入っていき、目立ちづらくなります。商品にもよりますが、1回の使用でも色が入ったと感じられるくらいです。
髪の表面のマイナスイオンに吸着したり、髪の成分と結合したりして発色します。表面に近いところに色がピタッとくっつくイメージです。ですから、使うほどにしっかり発色してきます。
ベースはトリートメントですので、保湿成分でしっとりツヤツヤに仕上がります。なかには、同時に細毛やエイジング対策できるものもあります。だいたいの商品が何色か用意されているので、ご自身のお好みの染まり具合で選べます。
白髪対策にはどちらを使うのがいいのか
白髪対策としてのシャンプーとトリートメントの違いをお話していきましたが、ご自身の白髪の全体量によっても選び方が違ってきます。
白髪はまだ数本だけど早めに対策しておきたい
白髪用シャンプーでもいいと思います。もしくは明るめのカラートリートメントを使ってもいいでしょう。
なるべく早めの対策が肝心です。
白髪がパラパラ気になってきた
カラートリートメントを始めるのにちょうど良い頃です。面倒なことが苦手という方は、白髪用シャンプーでもいいでしょう。
美容室で白髪染めしないといけないくらいの量だけど、行けない間の対策をしたい
カラートリートメントがおすすめです。白髪が生えてきた根元を狙って、トリートメントで染めていきましょう。
美容室で染めるのをやめてホームケアにする予定
カラートリートメント一択になると思います。もしくは白髪用シャンプーと白髪用カラートリートメントのダブル使いがおすすめです。
今ある白髪をどうにかしたい場合、白髪用トリートメントの方が適しています。
どうしてもシャンプーの泡と、トリートメントのクリームとでは染料の濃度が違います。シャンプーは濃度が薄まってしまう為、染まりも薄くなってしまいます。その点、トリートメント剤だと濃度が濃いまま髪に塗布できるので、染まりも良いのです。
現在は白髪が少なく、今後の白髪対策として考えている場合を除き、カラートリートメントの方がおすすめできると言えます。
白髪対策としてのカラートリートメントの良いところとは
白髪対策として使うカラートリートメントですが、次のようなメリットがあります。
白髪を自然に少しずつ染められる
徐々に白髪に色が入っていくので、違和感が少なく染めていけます。使用をやめれば1~2週間で自然に色落ちするので、真っ黒になる心配もありません。
毎日使えばしっかり染まっていくので、ある程度の染まりのコントロールができます。
髪や頭皮に優しいので肌が弱くても安心
美容室のカラーが染みやすい方、肌が弱くて頭皮があれやすい方も使用できます。薬剤で髪を痛めることもないので、ダメージも全くありません。
頭皮に付着しても問題のない成分でできていますので、頭皮にも安心してつけられます。ただ稀に内容成分で痒みが出る場合があるので、パッチテストをしてからやることで、より安心できると思います。
自宅での週数回の使用なので楽
普段使っているトリートメントの代わりとして使えます。使い方は少し違いますが、置き換えるだけなので大変ではないと思います。
使い続けていけば、週1に頻度でも色がキープできるようになっていきます。
髪のケアと白髪染めを両立できる
白髪染めはどうしても髪が痛んでバサバサになるイメージですが、それがありません。白髪を染める染料にトリートメント成分をたっぷり配合しているので、染まるのにしっとりの仕上がりです。
使うほどに髪の状態が良くなる商品もたくさんあります。ハリ・コシを出してくれるものもあり、エイジングケアにも最適です。
白髪染めシャンプーとヘアカラートリートメントの比較
より染まりやすいのは白髪染めトリートメント
いかがでしたか。
誰しもがだんだん気になってくる白髪ですが、美容室で染める白髪染め以外にも選択肢があります。できれば髪に負担が少なく、手軽なもので白髪対策したいと思う方が多いと思います。
数本だけ気になるからといって、毎回白髪を抜くのはあまり良くありません。だからと言って、美容室で全体の白髪を染めをするのももったいないですよね。
是非一度、白髪対策としてカラートリートメントを検討してみてください。色々と種類も販売されていますので、ご自身に合うものを見つけてくださいね。