美容師が教える白髪ケア
初めて見たとき、私もショックでした
白髪というのは、30代くらいからチラホラでてくるものですが、はじめて白髪を見つけたときのショック!といったらないですよね?
急に、年をとった様な気分になりますし、気になって外出も億劫になってしまうのではないでしょうか。
鏡を見て白髪を探し、ついつい抜きたくなるほど嫌なものです。でも、抜いてはいけません。
白髪になるメカニズムと主な原因は何?
一般的に知られている白髪のおもな原因として、以下のことがい
われてます。
- 老化や遺伝的な要素
- 活性酸素が増える(カラダが錆びていく状態)
- 食事のバランスが悪く栄養不足である
- 睡眠不足や外食、飲み会が多いような、不摂生な生活
- 冷えや新陳代謝が悪く血流が滞っている
確かに、これも全く原因がないわけではありませんが、元々、髪1本1本には、内部に「毛包」というものがあります。その根元にはバルジ領域という場所で「幹細胞」と呼ばれる細胞が、メラノサイトをつくりだしています。(メラノサイトとは・・・メラニン色素を作っているもの)
ですが、何らかの外的要因で「幹細胞」を守っている組織がダメージを受けることで、メラノサイトを作り出さないということがわかっています。
カラートリートメントの特徴を知って上手に 使いこなそう!
せっかくやるのなら、失敗なくキレイに仕上げたいですよね。
市販のカラートリートメントは、種類が豊富で、どれを買ったらいいのか迷いどころですが、使いかたにもいくつかのコツがあり、説明書には載っていない失敗しにくいやり方もご紹介します。
通常のヘアカラーとの比較!メリットとデメリット
カラートリートメントのメリットとは?
- 低価格なのでお財布に優しい。
- 自宅で簡単にできる。
- トリートメントなのに白髪染めができる。
- カラーリングよりも時短で仕上がる。
- 市販のヘアカラー剤よりもダメージがほとんどない。
- 仕上がりは艶があり、香りも良く、その種類も多い。
カラートリートメントのデメリットとは?
- 丁寧に塗布しないと色が付きにくい。
- トリートメントでも白髪が染まるように、色素が濃く配合されている商品もあり、回数を重ねると毛先が暗くなることもある。
- ヘアサロンでのヘアカラーよりは持ちが短いく、シャンプーのたびに色落ちする。
- 商品のメーカーによって、色の濃さに違いがあるので、選ぶのが難しい。
ダメージを少なくするための選び方
カラートリートメントの成分には【塩基性染料】と【HC染料】というものが、入っています。この2つは、カラートリートメントには、必要なものです。
通常のヘアカラーが「永久染毛剤」というのに対して、カラートリートメントは「半永久的な染毛剤」になります。
半永久ですので、色落ちはしやすいけれども、その分、髪へのダメージが少なく、ツンとした嫌な臭いもないので、使いやすいと思います。
ですので、最低限この【塩基性染料】と【HC染料】が入っていれば、カラートリートメントの効果を発揮しますので、それ以外の成分は、髪に優しい天然成分の多いものを選びましょう。
カラートリートメント使いかたHOW TO
『カラートリートメントを塗る時の注意点』
カラートリートメントの使用法については、メーカーによって多少の違いがあります。比較的多いのは、濡れた髪をタオルドライしてから、塗布するようです。
その際に気を付けたい点があるのですが、髪質により染まりやすいタイプと、そうでないタイプの人がいますので、いくつかポイントを押さえておきましょう。
「毛量が多い」や「くせ毛で髪が乾燥しやすい」方の場合
カラートリートメントがつけ易いように、濡れた髪をしっかりと水分をとってから塗布します。その方が、スムーズに塗布しやすいです。
髪が細い、毛量が少ない場合
こんな方は、乾いたままの状態から、塗布することをオススメします。
髪が細く、少ない人は少しでも濡れていると、液だれしやすいので、顔に付いたりする可能性があるからです。
白髪をキッチリしっかり染めたい
顔周りや分け目の白髪は、すぐに目立ってしまうものです。備え付けのコームや刷毛に、トリートメントをたっぷりと取り、髪を1cm~1.5cmくらいの幅に細かく分けて、コームで梳かすというよりは、白髪の部分にペタペタと置くように塗布しましょう。
髪の量に関係なく、完全に乾いた状態の方が、浸透が良く色も速く入ります。
塗ってからの放置時間について
基本的には、説明書通りが正しいと思います。ただ、染まりにくい人は時間を長めに置いてください。また、薬剤というのは暖かい場所の方が、薬の作用が早まる傾向にありますので、夏はエアコンで涼しい部屋、冬は家の寒い場所を避けて時間をおきましょう。
初めてカラートリートメントをされる方へ
初めてカラートリートメントを使用する方には、注意点があります。
- 1つのカラートリートメントで2回分使えそうな場合、ビニール手袋が1つしか付いてない場合もあるので、開けて中を確認し、必要に応じてもう一つ使い捨ての手袋を準備した方が便利です。
- カラートリートメントはチューブに入っていることが多く、できればプラスティックなどのカップに出してハケで塗るのが、使いやすいので、100均などに売っているカップを準備しておくと便利です。
- アレルギーや敏感肌の方に関してですが「市販のものを使うのは不安だけれど、どうしても自分でカラートリートメントをしたい」。 そんな方には、パッチテストといって、病院などでもやっているカブレ防止を自分でチェックできる方法があります。
パッチテストの手順
- 【1】肌の弱い部分(左右どちらかの腕の内側)に、カラートリートメントを10円玉分くらいの範囲に塗布する。
- 【2】その上に、絆創膏を張る
- 【3】24時間放置する。
これで何もトラブルが無ければOKです。ただし、バスタブやシャワーで濡れないように気を付けてください。
白髪の仕組みとヘアカラートリートメントのまとめ
美容室の白髪染めと併用もできます
いかがでしたでしょうか?ポイントはたくさんありましたが、1度使えばすぐにコツがつかめますので、余程の面倒くさがり屋さんでない限り、トライしてみてください。
カラートリートメントを上手に使い続けるために 白髪の量や目立つ場所は人によってさまざまですが、時にはメンテナンスが必要です。 美容室でのカラーリングのサイクルを長くしたい場合や、白髪の量が多い方に関しては、途中の期間、白髪が目立たないようにする感覚で、カラートリートメントを使用されることをオススメします。
現時点で、白髪の量がまだ、10本くらいしか見つかっていないというレベルならば必要はありません。2か月に一度くらいは、プロにキチンと染めて貰い、美しく若々しい髪をキープしてください。