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白髪染めトリートメント

白髪染めはいつから始める?美容師がおすすめする判断基準とは

自宅でセルフケア

白髪染めのメリット、デメリットとは

白髪染めを始めるタイミングを解説します

初めて白髪を1本見つけた時は、女性の方は特にショックに思う方も多いのではないでしょうか?
30歳を過ぎると、白髪が生えてきた!という声は多く耳にします。

しかし、最初の白髪が生えてきて思うのは「いつから染めればいいのだろう」という事。美容師の仕事をしていても、このお悩みをお持ちの方は案外多いように感じます。

白髪染めを使用して染めれば、当然ですが白髪は染まり綺麗になります。しかし、白髪染めを始める事によるメリット、デメリットもあります。

そのメリット、デメリットを踏まえて、髪質や体質、白髪の量に応じて白髪染めを始めるベストなタイミングをお伝えしていきます。

また、白髪染め以外の方法でのオススメ対処方法もご紹介いたします。

一般的な白髪染めとは、染料の種類やメカニズムはオシャレ染めと同じになります。しかし白髪にしっかりと働きかける為、オシャレ染めよりも濃い染料が含まれています。

オシャレ染めでは白髪は染まらない為、今までヘアカラーをしてきた方もそうでない方も生えてくるとその存在感に気になってくる方も多いと思います。それでは、具体的にメリットデメリットについてあげていきたいと思います。

メリット

  • 白髪が染まり目立たなくなる

デメリット

  • 髪にダメージがある
  • 生えてくると境目が気になる
  • 境目が気になる為、定期的に染め続ける事になる
  • 明るい色では染まりにくい
  • 色味が濁りやすい(透明感ある色味の表現が難しい)

以上があげられます。圧倒的にデメリットが多いですよね。ですが、多数のデメリットを踏まえた上でも白髪が染まるというメリットは大きいと感じ方は多いと思います。

けれども、2~3本ほどしか白髪が無い方が白髪染めをする必要があるでしょうか?
答えはNOです。数本の白髪にしかないのに白髪染めを使用するにはデメリットが多すぎるからです。その方その方で、体質やライフスタイルなどによりも異なりますが、美容師目線では、白髪が全体の2割以上の割合になったら白髪染めを検討しても良いタイミングかと思います。しかし、2~3割ほどの白髪の場合、白髪染め以外でもおススメの対処方法がありますのでご紹介いたします。

白髪染め以外の対処法

明るめのファッションカラーをする

今まで暗いトーンで染めていた方や黒髪の方ですと、白髪とのコントラストが強すぎてより白い毛が目立ちやすくなります。その為、全体を明るめのトーンで染めていくことによりコントラストを無くし馴染ませてくれる効果があります。

私生活で、明るいカラーリングが支障のない方にオススメです。

ウィービングカラー(ハイライト、メッシュ)

ウィービングカラーとは、アルミホイルを使用し細かい筋状に染めていく技法になります。色味は明るい色(ハイライト)暗い色(ローライト)などありますが、ハイライトはパラパラと生えてきた白髪の印象を分散させる効果があります。

また、ローライトでは黒っぽい色味を選べば白髪に反応し染める事が出来ます。ローライトで、デザインのバランスを見ながら白髪を拾いながら入れる事により、白髪の割合を減らす事が出来ます。

このカラーリングの良いところは、伸びてきた白髪も黒髪も境目が気にならないところです。頻繁に染めたくない方や、立体感あるカラーリングに興味のある方へオススメです。

ヘアマニキュア

髪の毛の表面にコーティングする事により髪の毛を染めていく染料になります。こちらは、白髪の多い方にも有効のカラーリングになります。

ヘアマニキュアはアレルギー反応を起こしやすい※ジアミンを含まれていないカラー剤の為、通常の白髪染めやファッションカラーが出来ない方でも使用可能になります。

基本的には、黒い髪にしか染料(ジアミンを含むカラー剤)は反応しません。(既にファッションカラー等で明るくした髪には反応します)

黒い部分は染めたくないけれど白髪は染めたいという方、肌が弱い方へオススメです。(白髪も染めつつ、黒髪も少しリフトアップしたい場合は白髪染めになります)

※ジアミンとは、通常カラー剤の1剤に含まれるパラフェニレンジアミンというアレルギー反応を起こしやすい染料の名称になります。

カラートリートメント

手軽に簡単に染める事が出来る事から人気のあるカラーリング方法です。
こちらも白髪の割合が多い方でも使用できますが、白髪まだ少ないという方やコロナで美容室になかなか行けないという方にも非常にオススメの方法です。

ヘアマニキュア同様にアレルギー反応を起こしやすいジアミンが含まれていない為、お肌の弱い方でも使用することができます。髪部分に染料は反応しないので、今までカラーリングをしてこなかったという方にもおススメです。

そして、カラートリートメントの魅力として頭皮に付いても落ちるという点です。ヘアマニキュアとカラートリートメントは染料のメカニズムが似ています。しかし、ヘアマニキュアは頭皮に着くとしばらく落ちませんので、セルフカラーで行うのは難易度の高いカラーリングです。

また、カラートリートメントには白髪に色味を入れる染料の他に頭皮ケアやダメージ補修出来る成分、アンチエイジング効果のある成分等か配合されている場合が多くあります。(様々なメーカーで特色を出しながら配合しています)

その為、使い続ける事により、白髪を染めるプラスアルファの効果も期待する事が出来ます。白髪を染める以外の目的としてもメリットが高い方法と感じます。

しかし、サロンの白髪染めを併用する場合はちょっとご注意ください。カラートリートメントを使用直後に、通常の白髪染めやオシャレ染めをする場合は発色に影響する場合もあり、ヘアカラーの発色に影響が出ないように少し間隔を空け、カラートリートメントを使用している旨を施術してもらう美容師さんにも是非ご相談ください。

美容師の意見「白髪染めはぎりぎりまで待つ方がいい」

白髪染めはデメリットも多いと覚えておこう

以上が、美容師目線でオススメする白髪染めのタイミングとそれ以外でもおススメの対処法でした。
一見、綺麗に染まりますので白髪染めで染めてしまえば良いと思われがちです。

しかし、美容師目線で考えると白髪染めを始めるタイミングは遅ければ遅いに越したことはないと考えます。
白髪染めを始めてしまうと1ヵ月経たないうちに、新しく生えてきた白髪が気になる様になります。人によっては2週間で気になり染めるという方もいらっしゃいます。美容室で染める場合も、セルフカラーする場合も、白髪染めはコストも手間もかかります。

まずは、ライフスタイルや体質を加味した上で、ご自身に合いそうな「白髪染め以外の対処法」を一度試していただきたいと感じます。お試しいただいた上で、やはり白髪が気になるという方は白髪染めを始めてみて下さい!