ヘアカラー剤がお風呂場、洗面台についてしまった!
放置せずすぐ落とすことが重要です
家でカラーリングをして洗い流す際に、お風呂場や洗面台についてしまったことありませんか?
落とす場合に重要なのが、すぐ落とすこと。
浴室、洗面台は水を使うのでホーローや繊維強化プラスチック(FRP)、タイルなど水が浸透しない素材が多いです。その為、素材の奥まで汚れが染み込むわけではありません。すぐにお風呂用洗剤を使って洗えばすぐ落ちることも多いです。
浴槽、洗面台に着いた汚れを落とす専用の美容室でも使われている洗剤もあります。もちろんこちらを使ってもいいと思いますが、家にあるものでも落とせる場合があります。
カラー剤汚れの落とし方をお伝えします。
何の洗剤を使うとカラー剤は落ちるの?試して欲しいのはこの3つ
漂白剤(ハイター)を使う
落ちなかった場合、塩素系の漂白剤(ハイター、カビハイター)を使います。そのまま液体の漂白剤を浴室にかけても、そこにとどまらずすぐ流れ落ちてしまうことが多いです。
そこで、ハイターをコットンやキッチンペーパーに染み込ませて、汚れた部分に張り付けて30分ぐらい放置しておきましょう。
除光液(ネイルリムーバー)を使う
除光液はアセトンという脂を溶かす成分が含まれています。油性ペンで書いたものを落とすのにも使えます。除光液をコットンに含ませて汚れた部分に張り5分ぐらい放置して落ちるか見てみましょう。
カラー剤の中でも落ちにくいヘアマニキュアなども除光液では割とよく落とせます。
すぐ落ちればいいのですが、除光液はすぐ蒸発するので上にラップをかけて蒸発を防いでもよいかもしれません。除光液を使う場合、よく換気をしながら使いましょう。
研磨剤(メラミンスポンジ、クレンザー)を使う
それでも落ちなければ、最終手段として激落ちくんなどのメラミンスポンジを使ってみましょう。メラミンスポンジやクレンザーは汚れを削ることで落としています。使いすぎると表面に細かい傷が付いたり、傷がつくことで水垢が付きにくくなったりする場合があります。
タイル、陶器などの堅いものならばそう簡単に削られることはないでしょう。しかし、現在の浴槽の素材は繊維強化プラスチックが多く使われ、割と柔らかくメラミンスポンジで磨くと簡単に傷つきます。
お風呂場の鏡は表面にアクリルを使っていることが多く、メラミンスポンジで磨くと表面が傷ついて曇ってしまう場合もあるので絶対に使わないように。
セルフカラーで浴室・洗面台を汚さないコツ5選
1.あらかじめ水で濡らしてから洗い流す
ちょっとしたポイントを押さえておくだけで、カラーリングでお風呂場を汚すリスクが減ります。簡単な順番にご紹介します。
まず試して欲しいのが、カラー剤を洗い流す前に、お風呂の床や壁をシャワーでしっかり濡らしておきましょう。
それだけで汚れにくくなります。特に用意する道具もないので是非試してください。
2.シャワーを使う前に手袋を必ず外す
カラー剤を使う時は、手袋を使って染めている方が多いです。洗い流す際にも手袋を使っている方もいるのですが、手袋はカラー剤がたくさん付着しているのでそれでシャワーを握れば当然汚れます。
手が汚れることを防ぐために手袋を使ってシャンプーしたいのであれば、染めたときに使っている手袋は外して、シャンプーの時用に別の手袋を使うようにしましょう。
3.ビニール手袋よりゴム手袋で作業しやすくする
市販のカラー剤にも透明のビニール手袋が付いている場合が多いです。その手袋を使って染めているでしょう。
では、プロの美容師はそういう透明のぶかぶかするビニール袋を使って毛染めしているでしょうか?美容師はゴムの手袋を使っていると思います。(ニトリル手袋と言います)
ピッタリしていて、作業しやすくあちこちにカラー剤が付着して周囲を汚すリスクが減ります。
4.ヘアクリップを使う
髪がボブ以上の長さの方は、毛が動いて毛に着いたカラー剤がとんでいかないようにダッカールと呼ばれる美容室で使うようなヘアクリップを使いましょう。
染める時も、根本を染める時にヘアクリップがあると染めやすいです。
こういうひと手間がキレイに染めることや汚れ防止につながります。
5.シャンプーはしっかり!できれば2回洗ってカラー剤を完全に洗い流す
カラー剤を洗い流すシャンプーの洗いが甘くて、髪から落ちる水滴で浴槽を汚してしまう方もいます。
毛染めした時は普段のシャンプーよりもしっかり洗いましょう。水が色づくうちはまだすすぎが足りません。
心配なら2回洗ってもよいぐらいです。髪がキシキシするのであれば、その後トリートメントでケアしましょう。
浴槽に色がつかないカラートリートメントを使う手もある
浴槽が汚れにくい白髪ケアアイテムもあります。カラー剤ではないのですが、連続使用することで白髪が徐々に染まる白髪染めカラートリートメントであれば、素手についても洗っては落ちますし、浴槽についても洗えば落ちます。
ただしタオルに色がつけば、洗っても落ちにくいこともあります。色がついてもよいタオルを別で用意するなど工夫したほうが良いでしょう。
浴室をカラー剤で汚さないためのまとめ
ひと手間で浴室の汚れは防げます
面倒くさいと思って、いろいろ省いてしまうとそれが汚れにつながります。まず浴室をよく濡らしておくことは抑えておいてください。
万が一、汚れた場合もすぐに落とすようにすれば汚れは落ちます。放置しないことが大事です。