白髪は気になるけれど白髪染めってどの程度からすべき
抜くのは待って!美容師がちらほら白髪の対策を解説します
30代を過ぎる頃あたりからと多くの人が感じる「最近白髪が気になってきた、でもまだ白髪染めするのには早いのかな」というお悩みを聞くことが多いです。
白髪が数本の少ないうちは、抜いてしまったり、根元から切ったりする人が多いでしょう。しかしそれでも手が負えなくなってくると、いよいよどうにかしなければと考えなくてはなりません。
今回はそんな白髪が少ない場合の白髪染めについてお話していきたいと思います。
またそれぞれの方法のメリットやデメリットについても解説していきます。
どのくらいから白髪が気になりやすいのか
いつから白髪が気になってくるのか、それはかなり個人差があります。
20代から顔周りに出てきて気になる人もいますし、40代でも目立つところにあまりなくて気にしないという人もいます。
多くの人は顔周りやもみあげ付近、トップの分け目から白髪が生えてくることが多いと言われています。
逆に襟足や後頭部など、自身から見えない部分は比較的少ない人が多いです。
ですから『自分で見える部分にどのくらい白髪が生えてきたのか』で気になる時期が違ってくると思います。
また、黒髪や髪を染めていない人は白髪が目立ちやすいです。
どうしても黒と白では色のコントラストが強いので、白が浮いて見えやすいのです。
地毛が明るかったり、もともと定期的に茶色くしている人は白髪があっても何となく馴染みやすいので、気になりづらいです。
白髪が気になりだした人におすすめの方法
白髪染めで白髪を隠すことは簡単ですが、どうしても長期的にやることでダメージがかかってきてしまいます。
ですから白髪染めを始める前のステップとして、おすすめしたい方法があります。
それは次の二つの方法です。
どちらも白髪を無かったことにするというわけではなく、白髪を活かしつつ馴染ませるという方法になります。
ではそれぞれについて詳しく説明していきます。
白髪染め用カラートリートメントを使う方法
こちらは一番おすすめの、自宅で手軽にできる方法になります。
白髪用のカラートリートメントはドラックストアでも手に入りますし、ネットでも色々売られています。
白髪染めカラートリートメントのメリットとデメリットは次のようなものです。
メリット
- 好きな時間に手軽に自宅で染めることができる
- 最短10分程度で染めることができる
- 髪を痛めることなく染められる
- 徐々に染まっていくので違和感が少ない
- コストが安い
デメリット
- 希望の色に染まるまで根気が必要(1回では染まらない)
- シャンプーの度に少しずつ色が落ちていく
- 定期的にやらなくてはいけない
- 慣れるまでは手間に感じたりうまくできない人もいる
カラートリートメントの特徴として、髪の表面付近に色素がピタッとくっついて発色します。
ですから色が定着するまでに複数回重ねていく必要があります。
その代わり髪へのダメージはありませんし、自然な感じで白髪をカバーすることができます。
わざわざ美容室に行かなくても、自分のタイミングでできるのも大きな魅力でしょう。手頃な価格の商品もありますので、とりあえず試してみるというのも良いと思います。
美容室であえて白髪を活かすカラーをするという方法
最近注目されているのが、白髪を暗く染めるのではなく、活かすデザイン的なカラーを施すという手法です。これは美容室でしかできませんが、ハイライトを入れたりする方法になります。
ハイライトとは、ブリーチ剤や明るい薬剤を使い、筋状に明るい線を入れていく方法です。
明るい筋状の細い線を全体に入れることで、白髪と地毛の中間の色味の髪を作るようなイメージです。
黒っぽいベースに白い毛があるとコントラストの関係で目立ちますが、そこに明るめの茶色の毛も混ざると、白い毛の存在感が中和して馴染むのです。
そうやって何色かの毛色が混ざることで、髪の立体感や動きが加わり、白は白のままでも活きてくるわけなのです。
このような方は一度ぜひ美容師に相談してみると良いと思います。
一部分だけに白髪が集中してきた場合
たまに白髪が自分から見える一部分だけに集中して生えてくる人がいます。
そんな場合は抜くわけにもいかず、白髪用カラートリートメントでも物足りないかもしれません。
そういうタイプの人は、集中箇所だけ白髪染めを使うという方法もあります。
全体に白髪染めをするのはダメージにもつながりますし、必要な箇所だけ白髪染めで染めて、他は通常のカラー剤(もしくは全く染めない)という方法です。
これは美容室でもオーダー可能ですし、市販の白髪染めを買って、セルフカラーでやることもできます。
まとめ
白髪は隠すものから活かすものに進化しています
いかがでしょうか。
今回は白髪が気になり始めた際のファーストステップとして、おすすめの方法をご紹介しました。
最近は昔と違い、白髪は隠すものから活かすものへと少しずつ変化してきています。
是非参考になれば幸いです。