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泡タイプの白髪染めはセルフカラーでも簡単って本当?使い方のポイントを解説

自宅でセルフケア

美容室の方がキレイなのはわかるけれど家で染めたい方へ

泡タイプの白髪染めはカラーは簡単という噂は本当か?

カラーリング、ヘアカラー、ダッカール

美容室でカラーした方がいいことはわかっているけれど、できれば自宅でセルフカラーをしたいと思う人も多いのではないのでしょうか。

美容室に行く間にセルフで染める方も、毎回自分でやっている方も、なかなか納得いく仕上がりにならないという声をよく聞きます。

美容師の私でも、難しいので自分の髪は自分で染めません。

でも泡タイプのカラー剤は使いやすいという話を結構耳にします。今回はそんな泡タイプの白髪染めについてお話していきたいと思います。

泡タイプとクリームタイプの白髪染めの違いとは

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まずクリームタイプは美容室でも使われているように、狙ったところに薬剤をしっかり塗布できることが最大の特徴です。根元の伸びてきた白髪の部分だけ、顔周りの白髪が気になるところを重点的になど、狙ったところに付けることができます。

ただし使いこなすのには少し練習が必要になります。

一方、泡タイプのカラーは伸びが良いので、全体的に均一に染めることに適しています。

また薬剤が混ざって出てくるので、そのまま髪に揉み込むだけで染められるという手軽さが魅力です。
肩上くらいまでの長さであれば、シャンプーするように揉み込むだけで、見えない後頭部も綺麗に染まりやすいでしょう。

ただし新しく伸びて着た白髪の根元だけ染めたい(リタッチ)場合にはやや不向きです。

泡タイプの白髪染めに向いている人とは

ではどんな人が泡タイプの白髪染めに適しているのでしょうか。
おもに次のようなタイプです。

  • 初めてセルフで白髪染めに挑戦する
  • 白髪は全体的にパラパラとある
  • とりあえず見える白髪だけなんとかカバーしたい

全体的にパラパラとある白髪を染めたい場合は、とても使いやすいと思います。

なにより伸びがいいので、ムラも少なく仕上がりやすいです。髪が多くて塗りづらい人、ロングの人も塗りやすいのが泡カラーの良いところです。

そして余ったら取っておいて、また次回使えるという点もメリットでしょう。

泡タイプの白髪染めのデメリット

使いやすい泡タイプのカラーですが、やはりデメリットも存在します。
特に注意したいデメリットは、次のようなものです。

  • 薬剤の伸びがいい分、リタッチに不向き
  • 粘度が低いので顔周りをしっかり染めるのが難しい
  • 毎回全体やることで毛先のだけが暗くなりやすい
  • 必要以上のダメージが出やすい

全体をまんべんなく染めることに適してはいますが、リタッチのようにポイントで染めるのは少しコツがいります。

ですから顔周りやもみあげ部分に白髪が集中していて、そこの根元をメインで染めたいという人は、クリームタイプの白髪染めの方がいいかもしれません。

また毎回全体に薬をつけることはあまりおすすめできませんが、どうしても泡タイプのカラーはそうなりやすい傾向があります。

それにより、必要以上のダメージが出やすく、毛先のパサつきや枝毛の原因となることがあります。

泡カラーのよくある失敗例

泡タイプの白髪染めを使うにあたって、よくある失敗は次のようなものです。

肝心の根元だけ染まらなかった

一番多い失敗はこれです。

根元に溜めるように泡をのせないと、根元だけ白いままという残念な結果になります。
薬剤の粘度がゆるい分、流れやすくなるので、より根元にたっぷりのせることが重要です。

使うたびに毛先が暗くなってアンバランスになってしまった

本当は暗くしたくないのに、使っていくうちにどんどん毛先だけ黒っぽく沈んだ色になってきた、という失敗も気をつけなくてはなりません。

すでに何度か白髪染めされている毛は、重ねる度どんどん暗い色になり、最終的には黒っぽく見えてきます。

ですから根元に近い方の毛は明るく、毛先に行くほど暗くなりやすいのです。
本来バランスのいい髪色は、根元の方がやや暗く、毛先に近づくほど明るさが出てくるのが理想です。
これと全く逆になってしまうことで、全体のバランスがおかしくなってしまうのです。

泡タイプの白髪染めをきれいに染めるコツ

では泡タイプのカラーを使う際、どんなところに気をつけたらいいのでしょうか。

まず根元だけ染めたい場合、なるべくそこからオーバーしすぎないように薬剤を塗布してください。
コームでのばすというよりは、根元にためて置くようなイメージです。

そして時間が経つにつれて泡が重くクリームっぽくなってなるので、そこでラップやコットンを貼り、薬剤を密着させましょう。

どうしても毛先に薬剤がついてしまう場合は、あらかじめ中間~毛先にコンディショナーなどをつけておくのも効果的です。コンディショナーで膜を張ることで、薬剤がついたときのダメージや着色を軽減させることができます。

泡タイプ白髪染めのまとめ

ダメージに気を付けて使ってください

いかがでしょうか。
泡タイプの白髪染めが発売された当初は、美容師の私も『なるほど、うまいことを考えたな』と驚いたものです。

初めて白髪染めにチャレンジしようと思っている人には、使いやすい商品だと思います。
泡タイプならではのメリットとデメリットを理解して使用することで、失敗も少なくなるはずです。
少しでもご参考になれば幸いです。