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白髪染めトリートメント

市販の白髪染めを長持ちさせる方法を美容師が解説しました

自宅でセルフケア

毎月美容室で白髪染めなんて無理!というあなたへ

美容師が市販の白髪染めの活方法をお伝えします

ドラッグストアのヘアカラートリートメント

最近では、ドラックストアやバラエティショップ等で様々なメーカーの白髪染めを購入できるようになりました。美容室でカラーリングをすれば当然綺麗に仕上がる事が出来ます。

しかし、ファッションカラーとは異なり白髪染めを1度始めてしまうと定期的に行いたくなるループにはまってしまう気がします。

普段サロンワークをしていても月1ほどのペースで白髪染めを行っているお客様が多い印象です。白髪が増えれば増えるほど短い間隔でカラーリングを行いたくなってしまいます。

しかし、美容室で行う白髪染めは綺麗に仕上がる一方で、時間もお金もかかります。そんなときに市販の白髪染めを上手に活用してあげる事もおすすめの方法になります。

市販の白髪染めにはどんな種類があるの?

①通常の白髪染め(酸化染料型の白髪染め)

美容室、ヘアカラー

市販の白髪染めも、美容室で行う白髪染め同様に様々種類がございます。ご自身の体質やライフスタイル、好みに合わせて選んでいただく事が可能です。

酸化染料型とは通常アルカリカラーと呼ばれるカラー剤になります。

美容室で使用する白髪染め、市販の白髪染め、共にアルカリカラーを使用する方が大半だと感じます。

メカニズムとしては、1剤と2剤を混ぜ合わせる事により化学反応を起こしキューティクルを開かせます。開かせたキューティクルの内側に「ジアミン」と呼ばれる染料を入れていくことで染色していきます。

一般的に、白髪染めというとこの2つの薬剤を混ぜるタイプのものをいいます。通常のファッションカラーもアルカリカラーの1つになりますが、白髪染めとは配合されている染料の組み合わせが大きく異なる為、毛髪に対しての染色が変わってきます。

ジアミンとはパラフェニレンジアミンの通称なります。しっかりと毛髪に染色反応を起こす優秀な染料ですが、アレルギー反応を起こしやすい成分でもあります。お肌の弱い方やアレルギー体質の方は注意が必要です。

②ヘアマニキュア

白髪染め

別名「酸性カラー」とも呼ばれ、直接染料と呼ばれる染料の種類になります。化学反応を起こすことなく、キューティクルの表面にコーティングする形で染色していきます。

アレルギー反応を起こしにくい為、肌が弱い方にも使用していただきやすい白髪染めになります。白髪やブリーチ毛などの明るい髪にはしっかり発色しますが、ダークトーンや黒髪にはほとんど染色効果はありません

③カラートリートメント(酸性カラー)

ここ数年大変人気を集めているタイプの白髪染めで、市販でも様々なメーカーから販売されるようになりました。

最大のメリットは洗髪のタイミングで手軽に使用出来る点です。週に数回使用する事によって徐々に白髪を染色する効果があります。

染色のメカニズムとしては、ヘアマニキュアと類似しています。数回使用して徐々に染色していくので濃く染まりすぎるリスクがない点はメリットです。

ヘアマニキュア同様に、ジアミンが配合さていない為アレルギーがある方でも使用していただけます

④草木染め

ヘナ、ヘンナ

草木染めは、名前の通り植物の葉などから抽出した成分で染色していくカラーです。

その中でも1番ポピュラーなものがヘナになります。植物由来なため髪に負担がかからず、続けて行う事によりハリコシを出すなどの効果もあります。

しかし100%植物成分のヘナですと、色味の安定感等を出すことが難しくなります。その為、ヘナの他に染料が配合されている商品もある為注意が必要です。

市販の白髪染め、どれが番長持ちするの?

白髪染めを長持ちさせるには、まずは最初の段階でしっかりと染めることです。
それは、市販の白髪染めに関しても同様になります。

ご自身の髪質や希望に合った方法を選びつつ、合った色味を選ぶ事が長持ちさせるためには必要となります。

種類がある市販の白髪染めですが、それぞれの白髪染めの種類によってメリットやデメリットがあります。

その中でも「落ちにくく長持ちする」点から考えると通常のアルカリカラーが長けていると思います。アルカリカラーはキューティクルの内側にしっかりと染料を入れていきます。明るさや色味の選択にもよりますが、毛髪にしっかりと染料が留まりやすいと言えます。

アルカリカラーのデメリット

一方で、アルカリカラーはアレルギー反応を起こしやすくダメージを伴うカラーリングになります。アレルギーにより使用出来ない方や、セルフカラーで行う際のダメージが気になるという方も多いと思います。

その場合に「ヘアマニキュア」と「カラートリートメント」の2択になるのではないでしょうか?

ヘアマニキュアとカラートリートメント、どちらのカラーが長持ちするの?

どちらも塩基性染料とHC染料が含まれるている

最初にメカニズムが類似しているとお伝えしたこの2つのカラーリングです。
メカニズムが似ているとはいえ、出来るだけ長持ちする方を選びたいですよね?
ヘアマニキュアとカラートリートメント、メカニズムが似ていますが配合されている染料の配合バランスが異なります

ヘアマニキュア、カラートリートメントに配合されている染料は大きく分けて2つあります。

HC染料

分子が非常に細かく、キューティクルの隙間から入り込み毛髪内部まで染色する事が可能な成分になります。分子が細かい為、しっかりとキューティクル入り込みやすいですが、日々のシャンプーなどによって流出しやすい染料でもあります。

塩基性染料

HC染料と比較すると分子が大きく、キューティクルの隙間に入り込みにくくあります。ブリーチを行っていたりハイダメージ毛との相性が良く、傷んでいる髪ほど塩基性染料で染まりやすいです。また、HC染料と比較すると退色しにくい特徴があります。

ヘアマニキュアはHC染料が多く色もちがよい

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HC染料、塩基性染料、どちらも化学反応を起こすことなく染色できる染料になります。しかし、分子の大きさや付着の仕方などやや効果が異なります。

ヘアマニキュアの場合にHC染料がメインで配合されていて塩基性染料は補助的な役割な場合が多いです。HC染料でしっかりと白髪に色味を入れ塩基性染料で長持ちさせる効果アップさせているのだと考えます。

カラートリートメントの場合は、別名塩基性カラーとも呼ばれています。名前の通り、塩基性染料がメインで配合されていてHC染料が補助的な役割になっています。トリートメント効果も高く手触りの良いカラートリートメントですが、ヘアマニキュアと比較すると染まり方にはやや劣りがある様に感じます。

美容師目線では、しっかり白髪を染色したい場合はヘアマニキュアをおすすめしたいです。また、定期的に美容室でヘアマニキュアを行っている方のホームケアとして使用する方法推奨です。

シャンプー剤選びと乾かし方でも色もちは変わる

ドライヤー、ヘアケア、髪を乾かす

また、白髪染めを行った後の日々のヘアケアによっても長持ちさせる効果がアップします。

  • 優しい洗浄力のシャンプー剤を選ぶ
  • 洗髪後は早めに髪を乾かす

等は白髪染めを長持ちさせるためには大切なケアになります。

まとめ

自分に合う白髪染め選びから

以上が、市販の白髪染めを長持ちさせる方法を美容師目線で解説しました。
白髪染めを長持ちさせるには、適した方法の白髪染めを選びご自身に合った色味でカラーリングする事が大切となります。

是非こちらを参考に、上手に白髪とお付き合いしてみてくださいね!