白髪染めをしたのにキラキラして目立つ原因とは?
セルフカラーで染めると白髪が金髪っぽくなるケースがある
原因としては大きく分けて2つありますが、主にセルフカラーで白髪染めを行っている方に多いお悩みではないのかなと感じます。
以上の3つの要因が主ではないかと思います。
白髪は黒髪よりハリがある
白髪は、黒髪よりもしっかりとしていてハリコシがあります。
その為、しっかりと白髪を染色するにはムラなくたっぷりとした塗布量でカラーリングしていく必要があります。
しかし、セルフカラーの場合には自分では見えない箇所もありますので気になる根本部分にしっかりと塗布されていない場合も多いいです。
その為、薬の力が完全に発揮できていない状態の為に薄い染まりあがりでキラキラした印象になってしまう場合があります。
撥水毛という髪質の場合
③の原因に関しては、美容室での施術の場合でも考えられます。キューティクルの厚みなど、髪質は一人一人異なります。業界的に「撥水毛」と言いまして、水を乗せても弾いてしまう様な髪質の方がいらっしゃいます。
「撥水毛」の髪質の方の場合、美容室でしっかりと施術をしても中々白髪に染色しにくくキラキラなりやすい場合もあります。
撥水毛はキューティクルがしっかりしている健康な髪の事です。
色味や薬剤の選び方によっても解消できる場合もあるので、美容師とのしっかりとカウンセリングをしていただきたいなと感じます。
では、キラキラしてしまう白髪にならない為には具体的にどんな点を気に付けたらよいのでしょうか?事項で詳しく解説していきます。
白髪がキラキラしてしまう対処方セルフカラーの場合
どんな点に気を付ければ改善できるでしょうか?
①クリームタイプを選ぶ
市販の白髪染めの中には様々な形状のタイプがあります。
その中でもクリープタイプの白髪染めが、白髪にしっかりと塗布されやすい形状となっています。白髪は黒髪よりもしっかりとしていて、ある程度多めの塗布量でなければ染まりにくいです。
泡タイプや乳液タイプの薬剤ですと、白髪にしっかりと塗布されにくくなってしまいます。ハリコシのある髪質の方や、普段染まりにくい方は特に、クリームタイプを選んであげると良いと思います。
②放置時間を長めに置いてあげる
市販の白髪染めには「〇分放置」など推奨の時間が記載されていると思います。当然のことながら、髪質によって薬液がしっかりと反応する時間は異なります。
普段サロンワークでお客様に白髪染めを行う際にも、その方によって染まる時間は異なります。30分以上放置しなければ染まらない方や、15分未満でも染まる方もいます。
ベストな方法としては、染まっているかのテストをご自身で行っていただく事が良いですが、なかなか難しいと思います。ですので、白髪がキラキラしてしまいやすい方に関しては、普段よりもプラス5~10分ほど追加で放置してあげる事を推奨します。
③いつもよりも1段階暗い白髪染めを選ぶ
白髪がキラキラしてしまう要因として、ご自身の髪質や希望の色に対しての薬液選定が間違っている場合もあります。
その場合には、どんなに長時間放置してもしっかりと染まりにくくなります。
①や②を気を付けて頂きそれでも改善されない場合は、1段階暗い白髪染めを選んでいただく必要があります。
その場合には、暗くなりすぎてしまうリスクを避ける為に長時間置きすぎない様にしていただくと良いと思います。また暗くなる事が心配な場合には、色味だけ変えていただく方法もオススメです。(明るさの番号はそのまま)
普段アッシュやピンクなど色味を意識して白髪染めを選んでいる方の場合、「ダークブラウン」や「ナチュラルブラウン」などノーマルなブラウンの色味を選んでいただく事で染まりやすくなるケースがあります。同じ番号の白髪染めでも、ブラウンの色はしっかりと深く入りやすくおすすめです。
美容室での白髪染めの場合
美容室に相談しましょう
美容室で白髪染めを行う場合に、普段の白髪染めを行った際の状況などを詳しくお話しし、相談する必要があります。
行きつけの美容室がある場合は、普段の仕上がりを含め相談すれば大丈夫ですが、初めて行く美容室の場合にはしっかりと履歴を話す必要があります。
それを踏まえた上での美容師目線での対処法をご紹介します。
①色味を微調整しながらベストな配合バランスを見つける
美容室で行う白髪染めのメリットとして、ダメージしにくい点もありますが、その方に合わせた細かい調整がしやすい点です。
定期的に美容室で白髪染めを行っている方でしたら、なるべく同じ美容室に通い細かい調整をしてもらいながらベストな配合を見つけていただく方法を推奨します。
②キラキラしてしまうけれど暗くはしたくない場合
美容室で白髪染めを行ってもキラキラしやすい方の特徴として、明るめの白髪染めでは染まりにくい場合もあります。
その場合、色味を暗くすることによりしっかりと白髪を染めることが出来ます。
しかし暗い仕上がりにしたくない方の場合には、希望の仕上がりには程遠いかもしれません。
ハイライトを入れる
その場合には、根本は白髪染めでしっかりと染めていき、既染部(リタッチした根本以外の部分)へハイライトで筋状に明るい色味を入れ、明るさを出していく方法がおすすめです。
ハイライトというと、派手になってしまうのでは?と敬遠してしまう方もいるかもしれません。しかし、その方に合わせた明るさや入れる量の調整も出来ますので、年齢関係なく挑戦していただきたい方法です。
キラキラしないために濃い目に染める
染まりにくい場合はプロに相談しましょう
以上が、白髪染めをしたのにキラキラして目立つ原因、対策や対処法についての解説でした。
セルフカラーで白髪染めを行っている方の場合、対処法を試した上で改善されない場合には美容室での施術も検討していただくと良いと思います。
是非、ご紹介した方法を参考にキラキラしてしまう白髪を解消してみて下さいね!