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白髪染めトリートメント

美容師がおしえるセルフカラーで多い失敗5つとその対策

自宅でセルフケア

市販のカラー剤とサロンカラーの違いとは

美容師は髪を見て傷むと染まるの見極めをする

まず美容室で使うカラー剤と、市販のカラー剤はどのような違いがあるのでしょうか。

内容成分はだいたい同じ成分が入っています。トリートメント剤などの保護成分の割合や薬剤自体の強さが違います。

サロンカラーもホームカラーも成分はほぼ同じ。配合割合が変わり薬剤の強さが違います。

サロンカラーはその人の髪質を見て薬剤を設定しますので、その人に合った強さの薬剤を使います

基本的に髪が細い・やわらかい人は、強い薬剤を使うと必要以上にダメージがかかってしまいます。逆に髪がかたい・太い人は、ある程度の薬剤の強さが必要です。

またトリートメント成分もしっかり含まれているので、ダメージを最小限に抑えることが可能です。

逆に市販のカラー剤はどんな髪質の人が使っても染まるように、もともと強い薬剤設定になっています。

髪が細い・柔らかい・傷みやすい人は、市販のカラー剤は必要以上のダメージがかかりやすいと思ってください。

市販のカラーだから多い白髪染めの失敗例

① 肝心の根元が染まらない

セルフカラー

市販のカラー剤もクリームタイプや泡タイプなどいくつか種類があります。どちらを使う場合でも、起こりやすい失敗例を5つにまとめてみました。それぞれの対策方法も解説していきます。

一番多い失敗例が根元が染まらないことです。

おそらく新しく伸びてきた白髪を染めたくてセルフカラーをしたはずなのに、肝心の根元部分が染まらなかった(染まりが薄かった)パターンです。

これは薬剤塗布のやり方にコツがあります。薬剤の量は根元にたっぷり溜めるくらいの塗布量が必要です。
薬をどのくらい溜めることができるかで、染まりが全然違ってきます。

塗布量が少なければ薄くしか色が入りませんし、コーミングで毛先の方に伸ばし過ぎても染まりが悪くなります。

② 顔周りやもみあげだけ染まりが悪い

白髪は顔周りやもみあげ部分から生えてくる人が多いです。ご自身からもよく見える部分ですし、一番気になる場所だと思います。

ただフェイスラインはしっかり染めることがやや難しい部分です。

上手く染めるポイントは、まず最初にフェイスラインから塗布をしていき、最後にもう一度たっぷり重ね塗りをすることです。

フェイスラインは染まりづらく、一番最初に色が落ちてきやすい場所です。また顔周りは短い毛が多い場所ですので、最後にその短い毛をコットンやラップで押さえつけて、薬剤にしっかり漬かるようにしてください。

もみあげなどの短い髪は、何もしないと時間が経つと浮いてきて、薬剤をはじいて染まらない原因になります。

③ 中間から毛先がどんどん黒っぽくなってくる

毛先

これはセルフカラーを繰り返している人に特に多い失敗例です。

毎回根元をメインに染めているつもりでも、中間や毛先にも薬剤は付いています。根元は毎月伸びているので初めて薬剤がつく部分ですが、中間や毛先は前回も前々回も薬剤がついて色素が残っている部分になります。

その色の重なりにより、毛先に行くほど暗くなってしまうのです。

本来綺麗に見える髪色のバランスは根元がやや暗く、毛先に行くほど明るくなるのが良いとされています。

まさにこの逆になってしまうのです。そうなることで、根元の白髪部分が明るく浮いて見え、場合によっては髪が薄い人のように見えてしまうこともあります。

そうなってしまった場合、自分でどうにかすることは難しいので、しばらくは美容室で全体の色を補正していく必要があります。

④ 思っていた色より黒いor薄い

セルフでカラーをする場合、パッケージなどを見て自分に合いそうな色を選ぶと思います。
しかし結構難しいのが色選びです。

なぜなら同じ色を使っても、白髪が多い人、少ない人、集中して生えている箇所がある人、全体にパラパラと点在している人、それぞれ仕上がりの見え方の色が全然違うからです。

失敗しづらい選び方としては、白髪量が多めでしっかりした毛質の人はやや暗めを選び、白髪少なめで細めの髪質の人はやや明るめを選ぶと良いでしょう。

⑤ ダメージがひどくてバサバサになる

これは一番はじめにお話しした市販カラー剤の特徴でもあるのですが、髪質によっては一度の使用でも傷んだと感じる可能性があります

すでにパーマや縮毛矯正などでダメージがあると自覚している人、近いうちにパーマなどをする予定がある人は注意が必要です。

またセルフカラーをした直後2~3日くらいは、しっかりトリートメントなどでダメージケアをすることも欠かさないでください。

セルフカラーの注意点まとめ

便利で手軽だけれど失敗に要注意

いかがでしょうか。
セルフカラーは手軽で便利ですが、少し気をつけなくてはいけないこともあります。

是非参考にしていただいて、うまく取り入れてみてください。