30代になるころから気になり始める方も多い白髪問題
白髪染めを始めるタイミングを解説します
少ないうちは切ったり抜いたりする場合が多いですが、だんだんと多くなってくると、そうもいかなくなってくるのではないでしょうか。
白髪染めに切り替えるべきなのか、そのままファッションカラーを続けてもいいのか、悩みますよね。
今回はそんな『白髪染めをするべきか、おしゃれ染めか』というお悩みについてお話していきます。
またそれぞれどんな場合に適しているかについても解説していきます。
白髪染めとおしゃれ染めの違いってなに?
まず一般的に白髪染めと呼ばれているものと、おしゃれ染めは何が違うのでしょうか。
簡単に言うと、白髪も色が入るように暗めの色ベースで作られたものが『白髪染め』です。
それとは逆に、明るさや色味が様々存在するものが『おしゃれ染め』です。それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
白髪染めの特徴
おしゃれ染めの特徴
白髪染めでなければ白髪は全く染まらないのか
白髪は白髪染めでなければ染まらないことはお分かりいただけたと思います。
では、おしゃれ染めでも暗い色ならば白髪は染まるのでしょうか。答えは△です。
黒色戻しのようなかなり黒に近い色であれば、基本的には白髪も染まります。
ただ、ダークブラウンのように暗めの茶色となってくると、白髪にも染まるかは髪質と薬剤の強さ次第になってきます。ほとんど染まらない、または薄い白黄色っぽいに染まる程度だったりもします。
これは白髪が染まるメカニズムが関係しています。
強い脱色作用(アルカリ剤)+濃いブラウン(色素)の両方が揃って初めてしっかりと白髪が染まるのです。おしゃれ染めは低アルカリのものもありますし、ブラウンの色素が少ないものもあります。
ですから染まらないことも多いのです。
白髪染めをする方が向いている人
では白髪染めを使った方がいい人は、どのようなタイプでしょうか。具体的には次のような方です。
白髪染めは白髪自体を隠すことができることが最大のメリットです。その分、染めたては気分も良いですし、悩みも一瞬で解消されます。
しかし、しっかりと染まる代わりに、新しく生えてくる白髪の部分が気になりやすいというデメリットもあります。
これは染めた色が黒色に近ければ近いほどコントラストが強くなり、目立ちやすいです。
おしゃれ染めをする方が向いている人
逆に白髪染めではなく、おしゃれ染めの方が向いているのはどのようなタイプでしょうか。具体的には次のような方です。
白髪自体は染めずに、全体を明るめに染めることで馴染んで見せるパターンです。暗くしたくない人や、いかにも白髪染めしてますという色に抵抗がある人はこちらがおすすめです。
ただし白髪そのものは白いままですので、光に当たったりすると、白くキラキラするのが気になるかもしれません。
白髪染めで黒っぽく染める場合に比べ、新しく伸びてくる白髪は比較的なじみやすいのも特徴です。
話題の白髪を活かすハイライトとは
最近注目されているのが『白髪を隠さずに活かすハイライトカラー』です。ハイライトとは、ブリーチ剤(脱色剤)などを使い、明るい筋状の線を細かく入れていくデザインカラーのことです。
白髪はそのまま白で活かし、そこにハイライト(金髪のような明るい茶色の筋)を加え、ベースの髪色も明るめの茶色などにします。
そうすることで、様々な明度の髪色がミックスされ、髪色に立体感が生まれます。また白髪の存在が活かされ、白い毛があるということに目がいかなくなるのです。
欧米人の白髪世代の女性など、白髪があるにも関わらず素敵に見えるのは、このように明度のミックスされた色をしているからなのです。
日本人はもとが黒髪なので、コントラストにより白髪が目立ちやすい人種です。これをなるべく欧米人のように近づけ、白髪を自然に馴染ませようとした技術がハイライトカラーといえるでしょう。
まとめ
白髪染めするかどうか目指す雰囲気によって決めましょう
いかがでしょうか。
白髪が目立ってきたからと言っても、すぐ白髪染めに切り替えなくてはいけないということではありません。
どんな風に見せたいのか、カバーしていきたいのか、その人によって選ぶものが違ってくると思います。
是非参考にしてみてください。