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セルフカラーで失敗せず白髪を染めるコツを美容師が解説

カラーリング、美容師 自宅でセルフケア

セルフカラーは失敗も多い!

美容師が失敗しない白髪染めのコツを解説します

最近はおうち時間も増え、セルフカラーを試してみようか考えている方も多いでしょう。
今まで美容室でしかカラーしたことがなかった人も、挑戦してみたというお話もよく耳にするようになりました。

しかし慣れないうちは、思うように染まらなかったと感じる人が多いことも事実です。一度失敗して、もうやらなくなってしまう人もいます。

今回はそんな白髪染めのセルフカラーについて、白髪染めでのよくある失敗例と、うまく染めるコツについても解説していきたいと思います。

白髪染めセルフカラーの種類と特徴について

ドラッグストア

ご自宅でできる白髪染めにはいくつか種類があります。
白髪が染まるという観点から、大きく4つにわけられます。

  • 白髪染めアルカリカラー剤(ヘアダイ)
  • ヘアマニキュア
  • ヘナや草木染め
  • 白髪染め用カラートリートメント
白髪染めヘアダイヘアマニキュアヘナ・草木染カラートリートメント
分類医薬部外品化粧品化粧品(例外あり)化粧品
色持ち2~3カ月程度3週間程度1~2か月程度2~3週間
ダメージありなしなし(例外あり)なし

それぞれ特徴が違うのですが、一般的に「白髪染め」と言われて真っ先に思い浮かべるのは「白髪染めアルカリカラー」だと思います。

ドラックストアでも販売されている白髪染めのうち、8割くらいはこのアルカリカラーに当てはまります。
今回は白髪染めアルカリカラーをメインにお話していきます。

アルカリカラーは1剤2剤を混ぜて使うタイプのカラー剤です。シエロムースカラーのようにボトルの中では1剤2剤が分かれているけれど、一緒に出てくることで混ざるものもアルカリカラーです。

最もよく使われる白髪染めアルカリカラーについて

美容室でも9割以上の白髪染めで使われている白髪染めアルカリカラーですが、なぜそんなに多くの人に使われているのでしょうか。

他とは違う特徴としては次のようなものがあります。

  • とにかく色持ちがいい
  • 染まりが早い
  • 薬剤自体が安定しており髪質を問わず誰でも染まる
  • セルフでも比較的使いやすい

染まりが早く、どんな髪質でも染められるということがセルフカラーでは大切になってきます。
ですから初心者でも比較的使いやすく、重宝されるのでしょう。

染める時の手順とポイント

刷毛、カラーリング

① ケープやハケなどを用意し、大まかにブロッキングする

髪が多い人は特に必要です。顔周りのリタッチのみであれば不要。

② 顔周り・分け目になる箇所から塗布スタートする

基本的に白髪が気になる箇所から塗り始める。もみあげ、フェイスラインなど。

③ 必要な箇所を塗り終えたら、また最初の顔周りに再度塗布する

セルフカラー、生え際

フェイスラインは薬剤を溜めるような気持ちでたっぷりと。これが重要です。

④ 塗り終えたらラップをする

顔周りに短い白髪がある人はコットン等で押さえて浮かないようにする。

⑤ 放置時間は指定されている時間をオーバーしすぎないようにする

時間をおけばおくほど色が入る訳ではないので注意。

⑥ 時間になったら全体を揉み込んでから流し始める

このひと手間で色ムラが軽減できます。1~2分くらいモミモミしてから流す。

⑦ シャンプー・トリートメントで仕上げたらしっかり乾かす

髪が濡れているときは色が落ちやすいので、なるべく早く完全ドライする。

リタッチ染めなのか全体染めなのかで多少違ってきますが、基本的な工程とポイントはこのようなかたちになります。

白髪が多い箇所(一番気になっている場所)から塗り始めて、最後にまたそこに戻って重ね塗りをするということが最大のポイントになります。

慣れないうちは塗布に時間がかかり、大変に感じる方も多いかもしれません。あまり神経質にならず、見えるところ中心に染めることだけを考えるといいかもしれません。

よくあるセルフカラーの失敗例

自分で白髪染め、セルフカラー

ではよくある失敗例とその対策について解説していきます。

① 肝心の根元の伸びてきた白髪部分だけ染まらない(染まりが薄い)

原因:薬剤の塗布量が少なかったか、根元に薬剤が付いていなかったために起こります。
髪をかき分けて根元にカラー剤を溜めておくような気持ちで塗布することで防げます。

② 顔周りやもみあげ部分だけ染まりが薄い

原因:フェイスライン・もみあげはもともと染まりづらく退色しやすい場所です。
短い毛も多いので薬剤をはじいて浮きやすいので、コットン等でしっかり押さえましょう

③ 思っていたよりも色が暗かった(or明るかった)

原因:パッケージの参考色と自分に使用した時の色の出方は違うことも多いです。
白髪量が多めでしっかりした毛質の人はやや暗めを選び、白髪少なめで細めの髪質の人はやや明るめを選ぶと失敗しづらいでしょう。

セルフカラーのまとめ

失敗しないで白髪染めするならひと手間が大事

いかがでしょうか。

今回は白髪染めのお話でしたが、ある年齢になると避けては通れない道だったりもします。
うまくセルフカラーを取り入れることで、美容室の頻度を減らすことができたり、空き時間でうまく染めることができたりすると思います。
是非参考にしてみてください。