年代問わず人気のアッシュ系カラー
柔らかく見え垢ぬけるためお洒落な髪色
なんといっても、外人の髪のような透明感が人気の秘訣だと思います。しかしどうしても日本人には出しづらい色味でもあります。
今回はそんなアッシュ・グレー系の髪色についてお話していきたいと思います。またアッシュ系に染めることのできる、おすすめ商品もご紹介します。
そもそもアッシュ・グレー系ってどんな色？
誰もが一度は聞いたことのある『アッシュ系カラー』。
アッシュとは『灰』という意味で、一般的には灰色のような青みがかったブラウンの事を指します。
グレーも同じような意味ですが、アッシュ系カラーの方が明るさの幅が広いようなイメージで使われます。
赤みやオレンジ味を極力抑えて、透けるような透明感が出るのが特徴です。
欧米人のようなやわらかい質感の髪に見えます。
アッシュ・グレー系が似合うタイプとは？
無彩色でくすみ感のあるアッシュ系カラーは、実は似合いづらい人も存在します。アッシュ・グレー系のカラーが似合う方は次のようなタイプです。
- 肌が白く青みがかった色の方（ブルーベース）
- 顔立ちがはっきりしている方
- 白髪があっても一点に集中していない方
美容室でのカラーの場合、このすべてに当てはまっていなくても、他の色味を混ぜることで似合わせることは可能です。
ただ、白髪の比率がかなり多い方にはアッシュグレー系はあまりおすすめできません。後ほどその理由についてお話していきたいと思います。
日本人には出しづらい色味である理由とは
私たち日本人の髪は、アッシュ・グレー系はどうしても出しづらい色味です。もともと日本人の髪は黒色であるため、赤いメラニン色素を多く持っています。
その赤色のメラニン色素が多く存在する限り、赤と反対色である青味（アッシュ系）はでてきてくれません。
そのためもともとの赤みをブリーチ剤で取っていくか、何度も重ねてアッシュ系の色を重ねる必要性があるのです。
白髪染めでもアッシュ系にできるのか
赤みのある日本人の髪はアッシュ・グレー系になりづらいことはわかりました。
では白髪はどうなのでしょうか。白髪があるけれど、アッシュ・グレー系にしたいという方も多いと思います。
結論から言うと、暗めであれば白髪もしっかり染まります。ただ、明るめ（7トーン以上）になってくるとほとんど染まらないこともあります。
白髪は黄みが残った薄いブラウンであったり、白髪だけ青緑がかった色になったりします。
もともと日本人の髪には少ない青っぽい色（アッシュ系は青の色素が含まれています）は入りづらく、抜けやすいのです。赤やオレンジといった暖色系の色であれば色もちがいいのですが、青系は反対色ですから、どうしても退色も早いと言えます。
ですから、思うように染まらない、染まったけどすぐ落ちてしまったという経験をしたことがある人も多いと思います。
カラートリートメントでもアッシュ・グレー系はできるのか
ではカラートリートメントの場合はどうなのでしょうか？
カラートリートメントもアルカリカラーと同じように暗めであれば染まります。明るめのものになると、やはり染まりはかなり薄くなりやすいです。
ただ実はアッシュ系カラートリートメントには、ひとつ注意点があります。
先ほどお話ししたように、アッシュ系は青みが入っています。青味（濃紺）は重ね続けていくと、暗くなり黒っぽく見えていきます。これは髪でも同じような現象が起こりやすいです。
傷まないカラートリートメントですから、毎日する方もいると思います。最初はどんどん色が定着していき、色持ちも良くなっていいのですが、ずっとやり続けていくと黒っぽくなりやすいのです。
ただカラートリートメントの場合、やめれば徐々に色落ちしていきます。黒っぽくなってきたなと感じたら、使用頻度を調整していくといよいと思います。
アッシュ・グレー系のおすすめ白髪染め
LPLP（ルプルプ）
ここからは実際におすすめのアッシュ・グレー系白髪染めを紹介していきます。
まず試して欲しいのがカラートリートメントのLPLPです。髪も傷まず、セルフカラーで失敗もしにくいです。
カラートリートメントはカラーバリエーションが2～3つ程度しかないのですが、LPLPは6色ありアッシュ系にしたい方は、ソフトブラックかダークブラウンがオススメです。
白髪染めアルカリカラー・ウエラトーン2＋1 GM（マットブラウン）
ウエラトーン2＋1のクリームタイプとジェルタイプはアッシュ系のカラーが豊富です。色鮮やかなアッシュ系ブラウンが長続きすると人気の市販カラーです。
しっかり染めながらも、ケア成分もたっぷり入っているのが良いです。ツヤも出ます。
カラートリートメント・利尻カラートリートメント（ダークブラウン）
- 内容量 200g
- 価格 3,300円
染まりと手触りの良さで人気のこちらは、ダークブラウンがちょうどいいアッシュ系カラーに染まってくれます。
髪や頭皮に良い成分が中心でできていますので、ケアしながらアッシュ・グレー系にできるのも嬉しいところです。
ポーラ グローイングショット カラートリートメント
- 内容量 200ｇ
- 価格 3,190円
カラートリートメントの中でも青紫が強く、アッシュ・グレー系に染まりやすいトリートメントです。特にブラックがおすすめです。
ツヤも出ますし、暗めのアッシュ系にしたい方は良いと思います。
アッシュ系に染めるために
人気はあるけれど赤系ブラウンより染めにくい
いかがでしたか。最近はずっと人気のあるアッシュ系カラーですが、白髪があってもやりたい色は諦めたくないですよね。確かに赤みのあるブラウンよりは入りが悪いのですが、ポイントをおさえればアッシュ系カラーも怖くありません。
是非、アッシュ系カラーが気になっている方の参考になれば嬉しいです。